全国に店舗を持つカジュアル衣料チェーンの公式通販です。客単価は2,650円。1件の購入で得られる売上が小さいため、広告費をかけすぎるとすぐに赤字になります。
広告費は月7万円規模に抑え、ブランド名や商品名で探している人を取りこぼさないことに集中しました。
直近1年(2025年10月〜2026年9月)の数字
| 集計期間 | 直近1年(2025年10月〜2026年9月) |
|---|---|
| 広告費 | 351,331円(月平均 70,266円) |
| 広告経由の売上 | 3,405,147円(月平均 681,029円) |
| ROAS | 969%(広告費1円あたり9.7円の売上) |
| 購入(CV) | 1,285件 |
| CPA(購入1件あたりの広告費) | 273円 |
| 客単価(広告経由) | 2,650円 |
数値は Google 広告・Meta 広告の管理画面で計測された値です(2026年9月までの集計)。売上は各媒体が広告経由として計測した購入金額、月平均は直近1年のうち配信があった月の平均です。ブランド名・社名は守秘義務のため伏せています。
お預かりした時点の状態
店舗の知名度があるため、通販サイトを探して検索する人が一定数いました。その検索に広告を出していなかったため、購入直前の人を取り逃していました。
やったこと
お客様像は「郊外に住み、着心地と価格で服を選ぶ層」と「40代の男性で、気に入ったブランドを長く着る層」の2つに絞りました。
それぞれに検索広告とP-MAXを用意し、同じ層に対して2つの入口を作っています。検索広告は買う気のある人を確実に拾い、P-MAXは商品ページへの流入を広げる役割です。
低単価の商品なので、入札は媒体の購入計測が最も多く取れる設定に合わせ、日予算は1キャンペーンあたり数千円に抑えました。
効いた配信と、効かなかった配信
最も効率が高かったのは、着心地と価格で服を選ぶ層に向けた検索広告です。広告費103,374円に対して売上1,141,497円(ROAS 1,104%)、購入476件、1件あたりの広告費は217円でした。
同じ層へのP-MAXはROAS 884%、購入486件。効率は検索広告に及びませんが、購入件数はP-MAXのほうが多く、配信量を作る役割を果たしています。
40代男性向けの配信も、検索でROAS 925%、P-MAXでROAS 1,070%。お客様像を分けた分だけ、どちらに予算を足すかの判断がしやすくなりました。
いま取り組んでいること
客単価が低いため、広告費を増やすとCPAが上がりやすい構造です。伸ばすならセット販売や送料無料のラインを使って、1回の購入金額を上げる施策と組み合わせる必要があります。
まとめ
低単価のECでは、広告費を増やすことより「買う気のある検索を取りこぼさない」ことが先です。月7万円規模でも、入口を絞れば1件273円で購入を積み上げられました。
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