開店したばかりの食品セレクトショップの通販です。だし、コーヒー、贈り物のセットなど、性質の違う商品が並んでいました。

この段階では売上を伸ばすより、どの棚が売れるのかを先に見つけることを目的に配信しています。広告費418,545円に対して売上494,922円(ROAS 118%)という水準です。

直近1年(2025年10月〜2026年9月)の数字

集計期間直近1年(2025年10月〜2026年9月)
広告費418,545円(月平均 139,515円)
広告経由の売上494,922円(月平均 164,974円)
ROAS118%(広告費1円あたり1.2円の売上)
購入(CV)122件
CPA(購入1件あたりの広告費)3,431円
客単価(広告経由)4,057円

数値は Google 広告・Meta 広告の管理画面で計測された値です(2026年9月までの集計)。売上は各媒体が広告経由として計測した購入金額、月平均は直近1年のうち配信があった月の平均です。ブランド名・社名は守秘義務のため伏せています。

お預かりした時点の状態

サイトを開けたばかりで、購入データがありませんでした。どの商品に需要があるのか、社内の想定しかない状態でした。

やったこと

商品カテゴリごとにP-MAXを分け、同じ予算規模で並走させました。だし、コーヒー、贈り物のセット、サイト全体の回遊という4つの棚です。

それぞれにお客様像を1つだけ割り当て、キャンペーン名で判別できるようにしています。混ぜて配信すると、売れなかった理由が商品なのか配信先なのか分かりません。

Meta広告も同じ棚の構成で少額から回し、Googleとの違いを見ています。

効いた配信と、効かなかった配信

だしのP-MAXが最も安定しました。広告費145,388円に対して売上228,156円(ROAS 157%)、購入62件、1件あたりの広告費は2,349円です。

贈り物のセットはROAS 234%。期間限定の割引と組み合わせた配信で、短期間に購入が集まりました。

コーヒーのP-MAXはROAS 2%で、購入がほぼ付きませんでした。価格帯の近い商品が市場に多く、広告で差を作りにくい棚だと判断して予算を止めています。

サイト全体の回遊を狙った配信もROAS 70〜172%で、単体では成り立ちません。だしや贈り物の棚で入ってきた人の追加購入として考える位置づけにしました。

いま取り組んでいること

ROASは118%で、広告費を回収できている水準にとどまります。売れる棚が分かったので、だしと贈り物のセットに予算を寄せて、客単価を上げる組み合わせを作る段階です。

客単価は4,057円。送料無料のラインとセット商品の設計が、次にROASを動かす要素になります。

まとめ

開店直後のECでは、広告は売上を作る道具というより、売れる棚を見つける道具です。棚ごとにキャンペーンを分けておくと、止める判断も足す判断も早くできました。

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キャンペーンごとの広告費とROAS、どの配信をいつ止めたかまで、お見せできる範囲でご説明します。いま運用している広告の管理画面をご覧いただけると、改善点もその場でお伝えできます。

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