世界観のはっきりしたガーリーファッションブランドの公式通販です。客単価は約1.5万円、購入までの検討は短く、気に入った服をその場で買う買い方が中心でした。

この買い方に合わせて、配信はMeta広告のカタログ広告に集約しています。商品点数が多く、着こなしの画像が購入の決め手になるためです。

直近1年(2025年10月〜2026年9月)の数字

集計期間直近1年(2025年10月〜2026年9月)
広告費931,847円(月平均 232,962円)
広告経由の売上14,446,511円(月平均 3,611,628円)
ROAS1,550%(広告費1円あたり15.5円の売上)
購入(CV)984件
CPA(購入1件あたりの広告費)947円
客単価(広告経由)14,681円

数値は Google 広告・Meta 広告の管理画面で計測された値です(2026年9月までの集計)。売上は各媒体が広告経由として計測した購入金額、月平均は直近1年のうち配信があった月の平均です。ブランド名・社名は守秘義務のため伏せています。

お預かりした時点の状態

ブランドのファンがすでにいる状態で、広告は新規の獲得と再訪の両方を同じ設定で回していました。どの層に予算が流れているかが見えづらく、セールのときだけ売上が跳ねる状態でした。

やったこと

中心に置いたお客様像は、働き始めて1〜2年目の女性です。自分で使えるお金が増え、着たい服をまとめて買う場面に合わせて、カタログ広告で商品を出し続ける形にしました。

画像1枚の広告(シングル画像)も並走させ、ブランドを知らない人への入口として使っています。既に購入した層・初回購入前の層でも配信を分け、どちらに予算を寄せるべきかを数字で比べられるようにしました。

セール期間は、通常の配信を止めずに期間限定のキャンペーンを足す形にして、セールが終わったあとに売上が落ちないようにしています。

効いた配信と、効かなかった配信

主力はカタログ広告です。広告費345,338円に対して売上6,460,633円(ROAS 1,871%)、購入468件を計測しました。1件あたりの広告費は約738円です。

同じお客様像に向けたシングル画像の広告はROAS 859%でした。カタログ広告のほうが効率は上ですが、新しい人に届く量はシングル画像のほうが多く、両方を残しています。

セール期間の配信はROAS 1,626%。通常配信と足し合わせても効率が落ちなかったため、以降もこの形で続けています。

一方、すでに何度も買っている層に向けたシングル画像はROAS 304%、初回購入前の層向けは235%でした。ここは広告で押すより、メールやLINEでの案内のほうが向いていると判断しています。

いま取り組んでいること

Meta広告だけで成り立っている状態なので、検索からの流入をGoogle広告で拾う余地が残っています。

商品の入れ替わりが早いため、カタログの在庫情報と広告の出し分けを合わせ続けることが運用の中心になります。

まとめ

検討が短く、商品点数が多いECでは、カタログ広告が一番素直に効きます。新規の入口としての画像広告と役割を分けておくと、効率と配信量の両方を保てました。

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