一点数十万円のジュエリーを扱う公式通販の広告運用です。客単価が21万円あるため、購入が月に数件増えるだけで売上が大きく動きます。逆に、配信先を広く取ると、見るだけの人のクリックに予算が溶けます。
そこで、高額なジュエリーを買った経験がある層に予算の中心を置き、購入経験のない層・意思決定の早い層は少額で並走させる形にしました。
直近1年(2025年10月〜2026年9月)の数字
| 集計期間 | 直近1年(2025年10月〜2026年9月) |
|---|---|
| 広告費 | 1,583,411円(月平均 316,682円) |
| 広告経由の売上 | 55,482,184円(月平均 11,096,437円) |
| ROAS | 3,504%(広告費1円あたり35.0円の売上) |
| 購入(CV) | 264件 |
| CPA(購入1件あたりの広告費) | 5,994円 |
| 客単価(広告経由) | 210,160円 |
数値は Google 広告・Meta 広告の管理画面で計測された値です(2026年9月までの集計)。売上は各媒体が広告経由として計測した購入金額、月平均は直近1年のうち配信があった月の平均です。ブランド名・社名は守秘義務のため伏せています。
お預かりした時点の状態
ブランドを知ってもらう配信と、いま買う人に向けた配信が同じキャンペーンに同居していて、どちらが売上を作っているのか分かれていませんでした。
期間限定の催事に合わせた配信も同じアカウントで走っており、売上の数字が催事の集客分と混ざっていました。
やったこと
お客様像を「高額なジュエリーの購入経験が豊富な層」「高額なジュエリーを買ったことがない層」「検討が早く、気に入れば即決する層」の3つに分け、キャンペーンもその単位で分けました。
予算は購入経験が豊富な層に寄せ、残りの2層は少額で配信して反応を見ています。Meta広告は購入に近い層、Google広告のP-MAXはブランド名での検索と商品ページへの流入を担当させました。
催事に合わせた配信は、売上ではなく来場を目的としたキャンペーンとして分け、ROASの集計から切り離しています。
効いた配信と、効かなかった配信
最も効率が高かったのは、購入経験が豊富な層に向けたMeta広告です。広告費211,530円に対して売上10,370,000円(ROAS 4,902%)を計測しました。
ブランドの背景を伝える配信も、売上に直結しています。これは高額品では「誰が作っているか」が購入の決め手になるためで、商品単体の訴求よりも数字が伸びました。
一方、催事の来場を狙った配信は購入としては計測されません。期間限定の配信を売上目的のキャンペーンと混ぜないことが、数字を読むうえで前提になります。
いま取り組んでいること
購入件数は月あたり数十件の規模なので、ひと月の数字は上下します。判断は3か月単位で見るようにしています。
購入経験のない層をどう育てるかが次の課題です。いま成果が出ている層は母数が限られるため、ここだけに頼ると来年の伸びが止まります。
まとめ
客単価が高い商品は、配信先を広げるよりも「買ったことがある人」に寄せたほうが数字が伸びます。ブランドの背景を語る配信が売上に直結するのも、高額品ならではの特徴でした。
FREE CONSULTATION
同じ業種の数字を、もう少し細かくお見せできます
キャンペーンごとの広告費とROAS、どの配信をいつ止めたかまで、お見せできる範囲でご説明します。いま運用している広告の管理画面をご覧いただけると、改善点もその場でお伝えできます。
無料相談を申し込む