上品なデザインのジュエリーを扱う公式通販です。客単価は約1.6万円、購入は月20件前後の規模でした。

この事例は、ROAS 117%という伸びきっていない時期の記録です。配信面ごとに差が大きく出たため、どれを残すかを数字で決める段階にあります。

直近1年(2025年10月〜2026年9月)の数字

集計期間直近1年(2025年10月〜2026年9月)
広告費928,546円(月平均 309,515円)
広告経由の売上1,082,025円(月平均 360,675円)
ROAS117%(広告費1円あたり1.2円の売上)
購入(CV)66件
CPA(購入1件あたりの広告費)13,989円
客単価(広告経由)16,394円

数値は Google 広告・Meta 広告の管理画面で計測された値です(2026年9月までの集計)。売上は各媒体が広告経由として計測した購入金額、月平均は直近1年のうち配信があった月の平均です。ブランド名・社名は守秘義務のため伏せています。

お預かりした時点の状態

複数の配信面を同時に動かしていましたが、それぞれの購入への寄与が分かれていませんでした。予算を足しても売上が付いてこない状態が続いていました。

やったこと

お客様像を「自分で使うために上品なジュエリーを選ぶ女性」に絞り、同じ層に対してカタログ広告・バナー・P-MAX・ショッピング・指名検索を並走させました。配信面ごとの差を同じ期間で比べるためです。

ディスプレイでクリック単価を下げる検証も、期間を区切って実施しました。

商品セットとターゲティングの組み合わせも、キャンペーンを分けて比較しています。

効いた配信と、効かなかった配信

最も効率が高かったのはMeta広告のカタログ配信で、ROAS 209%。商品を並べて見せる形が、この商材では最も購入に近い配信でした。

ブランド名での指名検索はROAS 923%ですが、広告費は8,267円しか使えていません。探している人の数そのものが少なく、ここを伸ばすにはブランドの認知を増やす必要があります。

P-MAXはROAS 117〜124%、リターゲティングを足したものが117%でした。配信量は作れるものの、効率は上がっていません。

クリック単価を下げたディスプレイの検証は、93,058円を使って購入ゼロでした。安いクリックを集めても購入にはつながらない、という結果がはっきり出たため停止しています。

いま取り組んでいること

いまの構成では、カタログ広告を軸に置き、効率の出ていない配信面を落として予算を寄せる段階です。

指名検索の母数を増やすことが、中期ではROASを押し上げます。広告だけで解けない部分なので、サイトとSNSでの露出と合わせて考えています。

まとめ

配信面ごとに差が出るのは、商材と買い方の相性が違うからです。同じ期間で並べて測っておくと、止める判断に迷いがなくなります。

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