AI × SNS運用

Xとインスタのフォロワーをコツコツ増やす作業が激安で出来るようになって嬉しい

2026年9月16日公開

最近、AIを使っていて「これはかなり嬉しいな」と思っていることがあります。それが、XやInstagramのフォロワーをコツコツ増やしていくための地道な運用です。

SNS運用というと、投稿企画やクリエイティブ制作、動画編集などが目立ちます。もちろんそこも重要なのですが、実際にアカウントを伸ばそうと思うと、もっと泥臭い作業が大量にあります。

例えば、こんな作業です。

  • 自社サービスを買ってくれそうな人を探す
  • ペルソナに近いアカウントを見つける
  • 投稿内容を見てフォロー対象か判断する
  • フォロー後の反応を確認する
  • 反応のないユーザーを整理する
  • 同じユーザーを何度も処理しないよう管理する

SNSは結局、特殊能力より「コツコツ」が強い

SNSの話になると、どうしても「バズる投稿を作る」「センスのあるクリエイターに頼む」「SNSが得意な人を採用する」という方向に意識が向きがちです。

もちろん、1投稿で10万PV、100万PVを作れる人がいるなら、それに越したことはありません。ものすごい能力のあるクリエイターや、何を書いても反応を取れる人、動画を出せば何十万再生も作れるような人は確かにいます。

ただ、そういう人は当然高い。採用するのも難しいですし、外注しても単価が高い。さらに、その人が担当から外れた瞬間に成果が落ちるのであれば、会社としてはかなり不安定です。

インフルエンサーみたいな能力を社員に求めなくていい

SNS担当者を採用するときに、企画ができる、文章がうまい、デザインもできる、動画も作れる、トレンドにも詳しい、分析もできる、フォロワーも増やせる、バズも作れる、みたいな人を探し始めると、採用難易度は一気に上がります。

それって、ほぼインフルエンサーを社員として雇おうとしているのと同じです。

僕は、会社のSNS運用ではそんな特殊能力を前提にしないほうがいいと思っています。すごい人が入れば120点になる。でも普通の担当者でも、決められたことをちゃんと続ければ70点、80点を出せる。その状態のほうが組織としては強いです。

才能で伸ばすのではなく、時間と試行回数で伸ばす。
その状態まで持っていくのが仕組み化。

今作っているのは「コツコツ増やす仕組み」

月・水・金

X上の投稿やプロフィールなどから、設定したペルソナに近そうなユーザーを抽出し、その中から条件に合うユーザーをフォローしていきます。

BtoBやニッチなサービスの場合、広く100万人に届けるより、「このサービスに興味を持つ可能性がある1万人」に少しずつ接触するほうが成果につながるケースも多いと思っています。

火・木・土

過去にフォローしたユーザーを確認し、一定期間が経過してもフォローバックされていない、いわゆる片思いユーザーを整理します。

誰をいつフォローしたのか、どの条件で抽出されたのか、フォローバックされたのか、過去に一度処理したユーザーではないか、といった情報はDBで管理します。これによって重複を防ぎながら、少しずつ新しいユーザーへ接触していきます。

今まで人件費がかかっていた仕事を、AIで安くできる

例えばスタッフが毎日1時間使うとして、月20営業日なら20時間。時給2,000円なら、それだけで4万円です。そこにディレクションや管理工数も乗ります。

しかもSNS運用では、この作業だけをやるわけではありません。投稿を考える、文章を書く、画像を作る、動画を編集する、コメントを確認する、レポートを作る、クライアントに報告する、といった作業もあります。

だからSNS運用代行がそれなりの価格になるのは、ある意味当然です。代理店が高いというより、人間がやれば普通に工数がかかるからです。

AIは「すごい仕事」より「面倒な仕事」を安くしてくれる

対象となる投稿を取得する、文章を読む、内容を分類する、ペルソナとの近さを見る、対象ユーザーを抽出する、DBと照合する、過去の接触状況を確認する。こうした地味な処理をAIやシステムに任せられるようになってきました。

もちろん最初のルール設計は人間がやる必要があります。ただ、一度仕組みを作ってしまえば、その後の定型作業に人間が毎日張り付く必要はなくなります。

100点を1本作るより、70点を100本試す

クリエイティブについても同じです。ものすごく能力のあるクリエイターに毎回発注すれば、それなりの制作費がかかります。

でもSNSは、出してみないと分からないことがかなり多いです。自分たちが100点だと思った投稿が伸びないこともあれば、そこまで期待していなかった投稿が伸びることもあります。

だったら100点を1本作ることより、70点の案を100本試して、数字が良かったものを残していくほうが合理的なケースもあります。AIは、この「試行回数を増やす運用」とかなり相性がいいです。

会社は「天才を探す」より「普通の人でも回る仕組み」を作る

これはSNSだけの話ではないと思っています。営業でも同じです。

トップ営業マンを毎回採用するのは難しい。でも、リストを整備する、トークスクリプトを作る、SFAに履歴を残す、数字を見る、録音をレビューする、といった仕組みを作れば、経験が浅い人でも成果に近づきやすくなります。

マーケティングも同じで、「天才マーケターを採用しよう」ではなく、「普通の人でも回せるマーケティングシステムを作ろう」のほうが、会社として再現性があります。

「この人じゃないと成果が出ない」を、なるべく作らない。

才能ではなく仕組みで勝つ。個人技ではなく運用量で勝つ。ひらめきではなく改善回数で勝つ。

フォロワーではなく、最終的にはPVと売上につなげたい

もちろん、フォロワー数そのものを目的にするつもりはありません。フォロワーが1万人いても誰も投稿を見ていなければ意味がないですし、逆に1,000人でも、自社サービスに興味がある人が集まっていれば価値があります。

最終的に見たいのは、プロフィールアクセス、投稿インプレッション、Webサイトへの流入、指名検索、問い合わせ、商談、受注です。

特にBtoBの場合、SNSを1回見ただけで問い合わせする人は多くありません。投稿を何回か見る、会社名を覚える、Webサイトを見る、また投稿を見る、必要になったタイミングで問い合わせる。だからこそ、その入り口となる接触数を安く増やせることに価値があります。

1回バズるより、1年間続けられる仕組み

SNSは積み上げ型のメディアです。少しずつフォロワーが増え、少しずつ表示回数が増え、少しずつWebサイトへの流入が増える。広告で短期的に集客し、SEOで検索流入を作り、SNSで中長期的な接点を増やし、メルマガや営業につなげていく。その一部としてSNSを育てていきたいです。

安くできるので、当然お客さんにも提案する

自社で使える仕組みができたら、当然クライアントにも提案します。

AIで原価が下がったなら、その分を全部利益にするという考え方もあります。でも僕は、原価が下がったことで、今まで予算的にできなかった施策を顧客が実施できるようになることのほうが面白いと思っています。

今まで「SNS運用をちゃんとやるなら月30万円です」と言われて諦めていた会社でも、AIを使えば、もっと小さな予算から始められる可能性があります。

AIでサービスの最低ロットが下がる

今まで人間がやるなら「月10万円以下では受けられません」という仕事でも、作業の大部分をAIが担えるなら、月3万円でも成立するかもしれない。あるいは月1万円のオプションとして提供できるかもしれません。

単純に人を減らすという話ではありません。今まで人件費の関係で商品化できなかった仕事が、商品として成立するようになる。ここが面白いです。

AI時代は、特殊能力より仕組みを持っている会社が強くなる

結局、AI時代に差がつくのは、単純に「AIを使っているかどうか」ではないと思っています。AIを使ってどれだけ継続的な仕組みを作れたか。誰が担当しても回るようにできたか。人間の特殊能力に依存しない状態を作れたか。

今は、月水金でペルソナに近いユーザーを抽出して接点を作り、火木土で一定期間反応のないユーザーを整理し、DBでユーザー状態を管理しながら、少しずつフォロワーとPVを増やしていく構造を作っています。

今後は、どんなユーザーの反応率が高いのか、どんなキーワードから見つけたユーザーの質が高いのか、フォロワーになった後にどの投稿へ反応しているのか、といったところまでデータとして見ていきたいです。

AIについてはいろいろ難しい話もありますが、経営者としては単純に、今まで人件費を使ってやっていた仕事が安くできるようになるのは普通に嬉しいです。

ものすごい能力のあるクリエイターを毎回用意しなくてもいい。インフルエンサーみたいな特殊能力を持った社員を採用しなくてもいい。高額なスペシャリストに運用を依存しなくてもいい。

普通の人でも、決められた仕組みを時間をかけて回せば成果に近づける。そういうマーケティングを作れるのが、今のAIの面白さだと思っています。

「天才を採用できた会社が勝つ」ではなく、
「普通の人でも勝てる仕組みを作った会社が勝つ」。

AI時代に乾杯🍻

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Xモンキーでは、ペルソナに近いユーザーとの接点づくりや投稿の運用を、AIを使った仕組みで続けていく支援をしています。アカウントの状況と目標をお伝えいただければ、最初にやることを無料でご提案します。

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