寝ているあいだに口を閉じておくための、口テープの新しいブランドです。ご相談をいただいたのは「睡眠用の口テープをつくって売りたい」という構想の段階で、素材も、つくり方も、売り場もまだ決まっていませんでした。

素材選びから、製造を委託するか自社でつくるかの判断、工程と人の配置、ロゴとパッケージ、決済の仕組みまでを一緒に決めました。発売後の広告はROAS 400%に届き、メルマガとLINEの定期配信で、広告以外からの購入も積み上げています。

支援の範囲と成果

商品睡眠用の口テープ
支援の範囲素材選び、製造方法の判断、工程と人員の設計、ブランド名・ロゴ・パッケージ、ECサイトの構築、広告運用、メルマガ・LINE
製造自社の作業場で製造(委託製造と比べて判断)
販売自社EC(Stripeの決済を組み込んで構築)
広告のROAS400%(広告費1円あたり4円の売上)
発売後の施策メルマガとLINEの定期配信

ROASは広告の管理画面で計測された値です。ブランド名・社名は守秘義務のため伏せています。

ご相談いただいた時点の状態

決まっていたのは、睡眠用の口テープを自社のブランドで売りたい、ということでした。素材、製造の方法、価格、ブランド名は、どれもこれから決める段階です。

口テープは肌に直接貼り、朝までつけたままにする商品です。肌への負担が少ないことと、寝ているあいだにはがれないこと。この2つをどう両立させるかで、商品の出来が決まります。最初に取りかかったのは素材でした。

素材を選ぶ

肌に貼るテープの基材と粘着剤の候補を集め、比べました。見たのは、肌へのやさしさ、朝まではがれないこと、はがすときの痛み、息苦しさを感じない形と大きさです。

ここで決めた素材の条件は、そのあとの製造方法を選ぶ基準にもなりました。仕入れられる単位と、加工に必要な道具が素材によって変わるためです。

委託するか、自社でつくるか

製造は、OEMで委託する方法と、自社でつくる方法の両方を同じ表に並べて比べました。比べたのは、最初に必要な数量と費用、試作のしやすさ、品質の確かめ方、改良を重ねるときの速さです。

選んだのは自社でつくる道です。大がかりな工場ではなく、必要な道具を揃えた小さな作業場から始めました。素材や形を変えながら改良を続けられることを重く見た判断です。

工程と人の配置を決める

自社でつくると決めたあとは、口テープをつくり、パッケージに入れて出荷するまでの工程を一つずつ書き出しました。テープの裁断、検品、個包装、箱詰めと出荷に分け、それぞれに何人が必要か、担当する人にどんな作業を任せるかを決めています。

あわせて、作業の手順書と検品の基準をつくりました。担当者が替わっても同じ品質で出荷できるようにするためです。

ブランドとパッケージをつくる

ブランド名、ロゴ、パッケージのデザインまで受け持ちました。毎晩、寝る前に手に取る商品です。洗面所や寝室に置いたときになじむ色と形を選び、言葉づかいと写真の基準もブランド定義書にまとめています。

売り場を選ぶ

カートはShopifyも候補にしたうえで、今回はStripeの決済を組み込んだECサイトを自作しました。扱う商品の数が少なく、必要な機能が商品ページと決済に絞れたためです。ページの構成とデザインを、ブランドに合わせて自由に組めることも決め手になりました。

発売後の広告

発売に合わせて広告の配信を始め、ROAS 400%に届きました。口テープは雑貨として販売する商品のため、睡眠の悩みが治るような効果をうたう表現は使っていません。貼ったときの使い心地と、朝まではがれにくいことを訴求の中心にしています。

メルマガとLINEで、続けて届ける

口テープは毎晩使い、なくなれば買い足す商品です。購入いただいた方には、貼り方のコツや、なくなる頃の補充のお知らせを、メルマガとLINEで定期的に届けています。

広告で出会ったお客様が、メルマガやLINEから2回目、3回目の購入につながる流れができ、広告以外の経路からの購入が上乗せされています。

まとめ

商品がまだ形になっていない段階から関わると、素材の条件が製造の方法を決め、製造の方法が価格と売り場を決める、というつながりを一つの計画で扱えます。つくることと売ることを同じ担当者が見ていたので、発売後の広告とメルマガ・LINEまで、同じブランドの基準で続けられました。

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