工務店向けリード獲得広告実績
注文住宅検討層の集客最大化

01 案件概要

岐阜県内で木造注文住宅を手がける中堅工務店様より、「資料請求」と「来場予約」獲得を目的としたWeb広告運用をご依頼いただきました。

モデルハウスを持たず営業リソースが限られていたため、「資料請求」という心理的ハードルの低い入口でリードを獲得しつつ、LINE連携によるナーチャリングで効率的に来場へつなげる一気通貫の設計を導入しました。

02 運用媒体・対応スコープ

運用媒体

  • Google広告(検索連動型)
  • Meta広告(Facebook/Instagram)
  • LINE広告(リターゲティング中心)
  • Instagramリール広告(動画訴求)

対応スコープ

  • 媒体選定・ユーザーターゲット設計
  • LP構成ディレクション・ファーストビュー最適化
  • 静止画/動画クリエイティブ制作
  • リターゲティング用LINE広告の設計
  • 運用/レポーティング/改善提案

03 数値実績(3ヶ月平均)

月間広告費 ¥500,000
平均CPA(資料請求) ¥8,500
平均CPA(来場予約) ¥61,000
月間CV件数(資料請求) 約58件
モデルハウス来場率 約75%
成約率(来場者比) 約25%

04 成果に繋がった戦略

LP施策

「岐阜県内のペルソナに特化した共感型訴求」
「まずは資料からOK」「土地相談も無料」といった検討初期の安心材料をファーストビューに配置。大手ハウスメーカーにはない地域密着の柔軟性を強調し、CV障壁を最小限に抑えました。

クリエイティブ戦略

Instagramリール:施工事例と家族の生活風景を冒頭3秒で魅せる構成。反応率が大幅に改善。
LINE広告:LP離脱者に対し、ギフト券や限定施工例冊子をフックに来場予約をリマインド。成約率の底上げに成功しました。

05 課題と背景

注文住宅を手がける工務店にとって、オンラインでのリード獲得は大手ハウスメーカーとの競争が避けられない領域です。大手は圧倒的な広告予算とブランド認知を武器に検索結果の上位を独占しており、地域密着型の工務店が同じ土俵で戦うには戦略的なアプローチが不可欠です。

住宅業界特有の課題
住宅購入は検討期間が6ヶ月〜2年と非常に長く、ユーザーが複数社を比較検討するのが一般的です。そのため、初回接点の獲得だけでなく、検討期間中のナーチャリング(関係構築)まで見据えた設計が求められます。また、商圏が限定されるため、エリアターゲティングの精度が費用対効果を大きく左右します。

本案件のクライアント様は、自社モデルハウスを持たない中堅工務店であり、営業リソースも限られていました。そのため「大量のリードを獲得して営業で刈り取る」という手法ではなく、「質の高いリードを効率的に獲得し、デジタルツールでナーチャリングする」というアプローチが求められました。

06 戦略と施策

本案件では、Google広告を中心とした検索連動型広告と、Meta・Instagram・LINEを活用したSNS広告を組み合わせたマルチチャネル戦略を採用しました。

Google広告(検索連動型)の戦略
「岐阜 注文住宅」「岐阜 工務店 おすすめ」「木造住宅 岐阜」など、地域名と住宅関連キーワードを掛け合わせたエリア特化型のキーワード設計を実施。広告のスケジューリングでは、住宅検討層が最もアクティブになる土日の午前中と平日夜間(20時〜23時)に配信を強化しました。また、ロケーション設定では岐阜県内および隣接する愛知県西部を対象とし、通勤圏内の潜在顧客にもリーチできる設計としています。

ランディングページ最適化
モデルハウスを持たないという制約を逆手に取り、「完全予約制の個別見学会」という形式で来場予約のハードルを下げました。LPのファーストビューでは「まずは資料だけでもOK」という安心感を訴求し、資料請求というマイクロCVを最優先に設計。資料請求後にLINE登録を促し、LINE上で施工事例の配信や見学会のご案内を行うナーチャリングフローを構築しました。

SNS広告の役割分担
Meta広告(Facebook・Instagram)では、30〜40代の子育て世帯をターゲットに施工事例の写真広告を配信。Instagramリール広告では、実際の施工現場や完成した住宅の動画を活用し、冒頭3秒で「岐阜県の注文住宅」という地域性を明示。LINE広告ではLP離脱者へのリターゲティングを中心に、来場予約への転換を促進しました。

07 成果に繋がったポイント

1. 週末集中型の配信設計
住宅検討層は週末に情報収集する傾向が顕著です。土曜・日曜の午前中に広告配信予算の40%を集中させたことで、クリック率が平日比で約1.5倍に向上。さらに、週末に資料請求したユーザーは翌週の来場予約率も高く、週末に獲得したリードの来場転換率は平日獲得リードの約2倍という結果が出ました。

2. 季節トレンドに合わせた予算配分
住宅業界には明確な季節性があり、1〜3月(新生活準備期)と9〜11月(年内完成検討期)に検討が活発化します。この繁忙期に広告予算を通常月の1.5倍に増額し、閑散期には予算を絞りつつリマーケティングに注力するという柔軟な予算配分を実施。年間を通じたCPAの安定化に成功しました。

3. ファミリーライフサイクルを活用したターゲティング
Meta広告では「子どもの年齢」「結婚からの年数」といったライフステージデータを活用したターゲティングが可能です。第一子が1〜3歳の家庭、結婚3〜5年目の夫婦といった「住宅購入のタイミングにある層」に絞り込むことで、資料請求からの来場率が大幅に向上。特に「子どもの小学校入学前に家を建てたい」という層への訴求が最も高いCVRを記録しました。

08 注文住宅の集客とエリア特化型広告運用

注文住宅の集客課題は、業界全体で共通しています。住宅展示場への来場者数は年々減少傾向にあり、ユーザーの情報収集行動はオンラインへ大きくシフトしています。一方で、住宅は「実物を見て決めたい」という消費者心理が根強く、オンラインでの情報収集とオフラインでの体験を融合させた集客戦略が求められています。

エリア特化型の広告運用は、地域密着の工務店が大手ハウスメーカーに対抗する最も有効な手段です。全国展開の大手が効率重視で広域配信する中、地域に特化したキーワード設計・クリエイティブ制作・ランディングページ構築を行うことで、地元のユーザーに対してより高い訴求力を発揮できます。「岐阜県で家を建てるなら」という具体的なメッセージは、「全国どこでも対応」よりも高い共感を生み出します。

モデルハウス来場予約の最大化においては、オンラインとオフラインの導線設計が鍵を握ります。広告で獲得したリードに対して、すぐに営業電話をかけるのではなく、LINEやメールでの段階的なコミュニケーションを通じて信頼関係を構築し、来場意欲を高めていくアプローチが効果的です。本案件でも、資料請求から来場予約までの平均期間は約2週間であり、その間にLINEで3〜4回の接触を行うことで、来場率75%という高い転換率を実現しています。

工務店のWeb集客においては、広告運用だけでなくコンテンツの充実も重要です。施工事例、お客様の声、家づくりの流れといったコンテンツを充実させ、広告で集めたユーザーがサイト内で十分な情報を得られる環境を整備することが、資料請求率や来場予約率の向上につながります。

地域密着の強みを、デジタルの力で加速させる。

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