求人広告
【Web/SNS広告実績】Indeed・求人ボックスの広告運用実績|応募単価4万円から7,000円へ建設・工事分野で、施工管理などの専門職採用に苦戦している企業のご担当者へ
建設会社様の施工管理職採用で、応募単価を約4万円から7,000円まで下げ、半年で30名の応募を獲得した事例です。Indeedと求人ボックスの運用だけでなく、採用ペルソナの設計、職種別の採用サイト制作、求人票の書き分け、ATSまで一体で整えました。その手順を、順番どおりに公開します。
2026.09.25 更新
00 この事例が参考になる方
建設・工事分野で、施工管理をはじめとした専門職の採用に苦戦している企業のご担当者に向けた事例です。
求人広告は、求職者に会社を知ってもらう入口にすぎません。応募するかどうかは、その先にある求人票と採用サイトを読んで決まります。この事例では、Indeedと求人ボックスの運用に入る前に、その受け皿から作り直しました。
こんなお悩みがあれば、この事例が近いはずです。
- Indeedや求人ボックスに出しているが、応募単価を計測していない
- クリックはあるのに、応募まで進む人が少ない
- 採用目標の人数も、許容できる単価も決めていない
- 採用ページが、会社サイトの中に簡易的にあるだけ
01 ご相談時の状況と課題
ご相談時は、施工管理と事務の求人をIndeedと求人ボックスに出稿していました。ただ、効果の分析は行っておらず、「なんとなく応募が来ている」という感覚での運用でした。
数字を確認すると、施工管理の求人は約7万円の広告費に対して応募は2件。応募単価は約3.5万円から4万円という水準でした。事務の求人は約1か月で表示約2万回、クリック約2,500、応募開始67件、応募約30件と動いていましたが、職種ごとの応募単価は把握されていませんでした。
さらに、採用人数の目標、許容できる応募単価、年間の採用予算がいずれも未設定で、採用ページも会社サイト内の簡易なものが1つあるだけでした。施工管理、営業、現場作業では求める人物も伝えるべきことも違うのに、1つのページで全員に向けて話している状態です。
課題は広告の設定より手前にありました。誰を、何人、いくらまでで採るのかが決まっておらず、応募先のページも職種ごとに作られていなかったのです。
02 実際の成果
| 予算 | 半年で約21万円 |
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| 媒体 | Indeed / 求人ボックス |
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| 応募数 | 半年で30名 |
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| CPA(応募単価) | 約4万円 → 7,000円 |
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| ROAS・費用対効果 | 人材紹介を使った場合の1名あたり数十万円と比べ、採用コストを大幅に圧縮 |
応募単価は約4万円から7,000円へ、5分の1以下になりました。半年間の広告費約21万円で30名の応募を獲得しています。
この改善は、入札や予算の調整だけで起きたものではありません。同じ広告費でも、応募したくなるページに人を送れば、クリックが応募に変わる割合が上がります。応募単価の低下は、広告の前後で整えた内容の積み重ねによるものです。
03 広告を回す前に整えたこと
求人広告は認知を取る手段です。検索結果で見つけてもらった後、求人票や採用サイトを読んで「この会社なら応募してみよう」と思ってもらえなければ、応募には届きません。そこで、広告を本格的に動かす前に次の4つを整えました。
目標と予算の設計
- 期間、採用人数、許容できる応募単価を決める
- 3か月から半年の採用計画に落とし込む
- 年間の採用予算を、業績に左右されない固定費として確保する
- 月5万円程度の広告費から始め、結果を見て調整する
採用ペルソナの設計
- 施工管理、営業、現場作業員など、職種ごとに人物像を分ける
- 性別、年齢層、転職の動機(稼ぎたい、成長したい、近くで働きたい)を整理する
- 長く在籍してほしいのか、キャリアアップ前提の在籍も認めるのかを決める
- 迎えたい人物像と、合わない人物像の両方を明文化する
職種別の採用サイトを新規制作
- 施工管理、営業、現場作業員、未経験者向けなど、少なくとも4ページに分けて制作する
- 残業時間、インセンティブの仕組み、研修制度、キャリアパスを職種ごとに詳しく掲載する
- 社内の雰囲気や、働く人の様子を伝える
- あとで読み返せる情報量にして、ブックマークされる状態を作る
求人票の書き分け
- 未経験可の求人と、経験者向けの求人を分けて作る
- 未経験の方には、研修の内容と育成にあてる時間を具体的に書く
- 経験者には、経験に見合う報酬とキャリアの道筋を示す
- 求人票から採用サイトの該当ページへ、URLで誘導する
求人票に書ける文字数には限りがあります。そのため、求人票では「どんな会社で、どんな人を迎えたいか」を短く伝え、細かい条件や社内の様子は採用サイトに任せる、という役割分担にしました。
給与の表示額を上げれば応募数は増えますが、金額だけを見て応募した人は入社後にミスマッチを起こしやすくなります。応募数を追うのではなく、入社後の仕事を理解したうえで応募してくれる人に届く書き方を優先しました。
04 採用サイトとして制作した内容
今回の支援では、求人広告だけを触ったわけではありません。広告から流入した求職者が応募前に読む採用サイトも制作しました。採用ページは会社紹介ではなく、「この会社は誰を採りたいのか」「その人に何を提供できるのか」「どんな人には合わないのか」を応募前に伝える場所です。
特に建設業の採用では、施工管理、営業、現場作業員、未経験者で知りたい情報が大きく変わります。1枚の採用情報ページに全部を入れると、どの職種にも浅い説明になります。そのため、職種別にページを分け、求人票から該当ページへ送る構成にしました。
施工管理ページ
- 担当する現場の規模、エリア、現場数を説明する
- 現場管理と事務作業の割合を伝える
- 残業、休日、直行直帰、資格手当を具体的に書く
- 経験者が知りたい裁量と評価基準を見せる
営業ページ
- 新規営業と既存営業の割合を分けて書く
- リード提供の有無、商談件数、目標の持ち方を説明する
- インセンティブが何に連動するかを明確にする
- 成果を出した人がどう報われるかを示す
未経験者向けページ
- 入社初月に学ぶことを時系列で書く
- 誰が教えるのか、研修時間をどう確保するのかを説明する
- 3か月後に目指す状態を明確にする
- 資格取得支援や過去の育成例を載せる
会社との相性ページ
- 向いている人と向いていない人を両方書く
- 大変な点も隠さず伝える
- 入社後に評価される行動を具体化する
- 応募数より採用後の定着と活躍を優先する
「未経験歓迎」と書くだけでは、未経験者の不安は消えません。本当に未経験で応募してよいのか、いきなり現場に出されないか、経験者と同じ成果を求められないか。採用サイトでは、その不安に先回りして答える必要があります。
経験者向けには、別の情報が必要です。経験をどう評価するのか、どの現場を任せるのか、どこまで裁量があるのか、給与はどう上がるのか。未経験者と経験者を同じページに送ると、どちらにも足りないページになります。だから、求人票も採用サイトも分けました。
採用サイトには、社内の雰囲気を良く見せるだけでなく、入社後の仕事をできる限り具体的に書きました。求職者が怖いのは「よく分からないこと」です。給与が高くても仕事内容が曖昧なら応募をためらいます。反対に、条件が同じでも、任される仕事と成長の道筋が見えれば応募しやすくなります。
05 広告運用で実施した打ち手
受け皿ができた段階で、Indeedと求人ボックスの運用を始めました。対象としたのは、施工管理の実務経験があり、現職の労働環境や将来性に不安を感じている方です。
この層が転職先を見るときの視点は明確です。どんな現場を任されるのか、残業と休日はどうなっているのか、会社は続くのか、資格取得を支援してくれるのか。これらに答えていない求人票は、経験者ほど読み飛ばします。だから、任せる現場の具体像を求人票と採用サイトの両方に書きました。
求職者が検索していた言葉
- 施工管理 求人 ◯◯(エリア)
- 施工管理 転職 未経験可
- 建築施工管理技士 求人
- 現場監督 求人 土日休み
- 建設 正社員 転職
媒体の配分と運用
- 予算はIndeedを8割、求人ボックスを2割で配分する
- Indeedのほうが質の高い応募が集まりやすいため、そちらへ寄せる
- 求人タイトルと本文を入れ替えながら、反応を比べ続ける
- 採用サイトのURLを求人に掲載し、クリック後の行き先を用意する
数字の計測
- 表示回数、クリック数、応募開始数、応募数を求人ごとに記録する
- 職種ごとの応募単価を毎月算出する
- 採用サイトの訪問数と、応募に進んだ割合を確認する
- 応募が来た求人と来ない求人を比べ、表現を直す
06 採用後も続く仕組みづくり
1回の募集で終わらせず、採用を続けられる状態に整えました。
候補者を蓄積する
- 採用管理ツール(ATS)を導入する
- 不採用や辞退になった方の評価と経緯も記録する
- 3か月から半年後に、あらためて声をかけられるようにする
募集が少ない時期も出し続ける
- Indeedで1日200円ほどの最小限の出稿を続ける
- 採用を強化するときに、認知がゼロから始まらない状態を保つ
- 予算を止めず、採用の構造を残す
応募後の初動を早くする
- 応募から連絡までの時間を短くする
- 他社に流れる前に接触する
採用は、今月の応募を取って終わりではありません。良い候補者でも、今は条件が合わない、ポジションがない、他社に決まったという理由で採用できないことがあります。それでも、半年後に状況が変わる可能性はあります。
そのため、応募者情報、面接評価、辞退理由、不採用理由をATSに残し、次の採用タイミングで再接触できる状態を作りました。毎回ゼロから応募者を探すのではなく、時間が経つほど候補者データベースが増える形にするためです。
07 採用ページに反映した組織の考え方
採用サイトを作る前に、「何人採りたいか」だけでなく、「どんな人に、何年くらい働いてほしいか」まで整理しました。採用ページはデザイン制作ではなく、会社の組織設計を言葉にする仕事に近いからです。
会社によって、長く働いてもらうことが競争力になる職種もあれば、3年から5年で人が入れ替わる前提で強い仕組みを作ったほうが合う職種もあります。職人技術を10年、20年かけて育てる会社なら、長期雇用を前提にキャリアと給与制度を組むべきです。一方で、営業、マーケティング、コンサルティングのように市場の流動性が高い仕事では、在籍期間中に成果を出し、次の人へ引き継げる構造を作る考え方もあります。
これは冷たい話ではありません。人の人生は変わります。結婚、子育て、介護、独立、転職、別業界への挑戦。会社が社員の人生を完全にコントロールすることはできません。だから「ずっと働いてくれるはず」という期待に会社を依存させないほうが、経営としては健全です。
その考え方は採用ページにも反映します。長期雇用型なら、10年後のキャリア、安定した昇給、資格制度、家族手当、退職金を前に出します。高成長型なら、3年間で身につくスキル、担当できる案件、裁量、成果に応じた報酬、市場価値を前に出します。どちらが正しいかではなく、自社のモデルと経営者の性格に合っているかが問題です。
採用ページで良いことだけを書くと、応募数は増えても入社後のミスマッチが増えます。残業があるなら残業を書く。成果主義なら成果主義と書く。安定重視なら、急激な昇給より長く働ける環境を説明する。採用ページは、会社と求職者の交換条件を応募前に透明にするページです。
今回も、採用ページには「向いている人」だけでなく「向いていない人」も入れる前提で設計しました。応募数だけを見ると、合わない人を応募前に減らすことは損に見えます。しかし、採用後の早期離職や面接工数まで含めれば、会社に合う人だけが残るページのほうが効率は高くなります。
もう一つ重視したのが、属人性を減らすことです。誰か一人しか分からない仕事を増やすと、その人が休んだり辞めたりしたときに会社が止まります。顧客情報、商談履歴、候補者情報、評価基準、業務手順を残し、新しい人が入っても短期間で立ち上がれる状態を作る。採用サイト、求人広告、ATS、社内の仕組み化は別々の施策ではなく、同じ採用戦略の中にあります。
08 この成果を生んだポイント
広告の運用技術だけで応募単価を下げるには限度があります。表示やクリックを安く集めても、行き着いた先のページが弱ければ応募にはなりません。今回は、応募が生まれる流れを最初から最後まで設計し直しました。
手順は、目標を決める、来てほしい人を定める、その人に向けた採用サイトを作る、求人票を書き分ける、広告で届ける、数字を見て直す、応募者を蓄積する、の順です。この流れを1つずつ実行した結果が、応募単価の約4万円から7,000円への改善です。
弊社は、媒体の運用だけでなく、採用サイトの制作と求人票の書き直しまで担当します。応募が来ない原因が広告の外にある場合、そこを直さないかぎり広告費は減らないためです。
応募単価は、広告の設定より、応募先のページと求人票の中身で大きく変わります。受け皿を先に作り、その後に広告で人を送るという順番が、この事例の核心です。
09 この事例で扱ったテーマ
この案件で取り組んだ内容をテーマ別に整理しました。近いテーマの実績もあわせてご覧いただけます。
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