カジュアル衣料の公式通販:CVR7.26%のカテゴリページを起点にブランド×アイテムのページを設計
取り扱いブランドが多いアパレル通販で、ブランド名やアイテム名の検索から売上を増やしたい方へ
全国に店舗を持つカジュアル衣料チェーン様の公式オンラインショップで、2ヶ月分の検索語句と着地ページの成果を比べ、SEOで強化するページの種類を決めた事例です。
01案件の概要
| 業種 | 衣料品小売(ジーンズ・Tシャツ・アウトドア系ブランドなどのセレクト) |
|---|---|
| 販売チャネル | 自社ECサイト(Shopify)・全国の実店舗 |
| 分析したデータ | Google広告の検索語句(各月の広告費上位100語・計200行)とランディングページ別の成果 |
| データの期間 | 2026年7月〜8月 |
| 支援内容 | 検索語句の分類、着地ページの種類別の比較、カテゴリページのSEO設計、機能で探す人向けの記事設計 |
アパレルの通販サイトは商品数が多く、SKUごとの商品ページはすぐに入れ替わります。SEOで評価を積み上げるなら、どのページを育てるかの判断が売上を左右します。
今回は2ヶ月分の検索語句を「店名」「自社の機能Tシャツ名」「取り扱いブランド名+アイテム」の3つに分け、着地ページごとの成果と合わせて見ました。
02検索データで分かったこと
カテゴリページが商品ページの約2.5倍売れている
着地ページ別のCVRは、カテゴリ・特集ページが7.26%(クリック895回・購入65件)、商品ページが2.91%(クリック619回・購入18件)でした。入れ替わりの少ないカテゴリページのほうが購入に強い状態です。
ブランド名+アイテムの検索は数が多いのに受け皿が弱い
「ヘインズ タンクトップ」「ベンデイビス パーカー」のような語は63語・表示11,788回ありましたが、購入は4件でした。ブランドごとのアイテム一覧ページがなく、商品ページに直接着地していました。
機能で探す人は少数でも購入単価が高い
自社の機能Tシャツ名や「汗 染み 防止 t シャツ メンズ」の9語は、クリック91回で購入10件・売上82,770円でした。悩みから探す人に、機能を説明するページが届いていません。
03SEOで狙う語とページの設計
ブランド×アイテムのカテゴリページ主力
検索のあったブランド名とアイテム名の組み合わせ(タンクトップ・パーカー・リュックなど)でカテゴリページを整理し、ページ上部にサイズ感や素材の違いを短く書き添えました。
機能Tシャツの悩み解決記事主力
「汗じみが目立たないTシャツの選び方」のように悩みから探す人向けの記事を作り、機能Tシャツのカテゴリページへ内部リンクでつなぎます。
カテゴリページのタイトル設計主力
CVRの高いカテゴリページのタイトルを「ブランド名+アイテム名+通販」の形にそろえ、商品が入れ替わってもURLと評価が残るようにしました。
店名検索の受け皿補助
店名で探す人のクリックは1,284回と最大です。店舗検索やショッピングガイドのページを整え、店名+店舗・通販の語でも迷わない構成にしています。
04検索語句と着地ページの実測値
掲載している数字は、Google広告で実際にクリックと購入が計測された検索語句と着地ページのデータです。自然検索の順位や流入数ではありません。購入まで進んだ語を確かめてから、SEOで狙う語とページの順番を決めるために使っています。「購入」は広告の計測上のコンバージョン数で、複数の経路に分けて計上されるため小数になる場合があります。
検索語句の分類別の成果
| 分類 | 語数 | 表示 | クリック | 購入 | 売上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 店名を含む語 | 15 | 8,864 | 1,284 | 94 | 186,901円 |
| 自社の機能Tシャツ名・汗じみ対策 | 9 | 2,376 | 91 | 10 | 82,770円 |
| 取り扱いブランド名+アイテム | 63 | 11,788 | 285 | 4 | 18,546円 |
| その他の語 | 54 | 6,392 | 114 | 1 | 7,678円 |
着地ページの種類別の成果
| ページの種類 | クリック | 購入 | CVR | 売上 |
|---|---|---|---|---|
| カテゴリ・特集ページ | 895 | 65 | 7.26% | 130,611円 |
| 商品ページ | 619 | 18 | 2.91% | 99,323円 |
| トップページ | 262 | 21 | 8.02% | 44,757円 |
| ショッピングガイド | 42 | 2 | 4.76% | 7,451円 |
2ヶ月の数字から、この通販サイトではカテゴリページが商品ページの約2.5倍のCVRで売れていることが分かりました。SEOで育てるべきなのは、入れ替わりの激しい商品ページよりカテゴリページです。
ブランド名+アイテムの語は63語と数が多い一方、専用の一覧ページがなく購入は4件でした。検索のあった組み合わせからカテゴリページを整えることで、この流入をCVRの高いページで受けられます。
機能Tシャツは9語で売上82,770円と、語数に対して売上が大きい領域です。悩みから探す人向けの記事を増やし、カテゴリページへ送る導線を優先して作ります。
05よくある質問
アパレルECでは商品ページとカテゴリページのどちらをSEOで強化すべきですか?
このサイトのように商品の入れ替わりが多い場合は、カテゴリページを優先します。URLが長く残るため評価を積み上げやすく、今回のデータではCVRも商品ページの約2.5倍でした。
取り扱いブランドの名前で上位表示を狙っても問題ありませんか?
公式販売店として正しく取り扱っている商品であれば、ブランド名+アイテム名のページは探している人の役に立ちます。ブランドの公式サイトと誤解されない書き方にしています。
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