食品セレクトショップの通販:商品名で探す検索に合わせて商品ページと特集ページを再設計
全国のこだわり食品を扱う通販サイトで、商品名の検索から売上を伸ばしたい方へ
だし・ごはんのお供・コーヒーなど全国の食品を扱うセレクトショップ様のオンラインストアで、2ヶ月分の検索語句と着地ページの成果から、SEOで直すページの優先順位を決めた事例です。
01案件の概要
| 業種 | 食品小売(全国のメーカーの食品・オリジナル商品・食品ギフトのセレクトショップ) |
|---|---|
| 販売チャネル | 自社ECサイト(Shopify)・実店舗 |
| 分析したデータ | Google広告の検索語句(各月の広告費上位100語・計200行)とランディングページ別の成果 |
| データの期間 | 2026年7月〜8月 |
| 支援内容 | 検索語句の分類、商品ページのタイトル・説明文の設計、特集ページの構成見直し、「どこで買えるか」に答えるページの設計 |
セレクトショップの通販は、店名よりも「その商品がほしい」という検索から見つけてもらうことがほとんどです。実際、この2ヶ月の検索語句の上位には店名を含む語が1つもありませんでした。
つまり、SEOの入口は商品ページと特集ページです。2ヶ月分の検索語句と着地ページの成果から、どのページが検索の期待に応えられていないかを洗い出しました。
02検索データで分かったこと
特集ページにクリックが集まるのに購入がない
コーヒーの特集ページはクリック2,066回で購入0.1件、オンラインストアの案内ページはクリック356回で購入0件でした。読んだ人が商品を選べる形になっていません。
商品名の検索でも購入まで進まない語が多い
重複を除いた81語のうち、購入が出たのは7語でした。取り扱い商品のめんつゆの名前はクリック140回で購入0件、同じナッツ菓子でもメーカー名を付けた検索はクリック60回で購入0件でした。
「どこで買えるか」を探す人がいる
「(商品名) 買える 場所」の検索はクリック6回で購入1件と、少ない流入で購入につながりました。販売店を探している人に、通販で買えることを伝えるページがありません。
03SEOで狙う語とページの設計
商品ページのタイトルと説明文主力
「メーカー名+商品名+内容量」を商品ページのタイトルにそろえ、説明文の冒頭に味・使い方・賞味期限を書く形にしました。メーカー名付きの検索でも同じページが表示されるようにします。
特集ページの構成主力
コーヒーやだしの特集ページは、読み物の途中に商品を並べ、味の違いや飲み方ごとに商品ページへ進める構成に作り直しました。
取り扱い商品の案内ページ主力
「どこで買える」「販売店」で探す人向けに、取り扱い商品を一覧にしたページを設計し、通販ですぐ買えることが一目で分かるようにしました。
ごはんのお供の記事補助
「食べる削り節」「かけるあおさ」のように購入のあった語は、食べ方を紹介する記事でも受け、商品ページへ内部リンクでつなぎます。
04検索語句と着地ページの実測値
掲載している数字は、Google広告で実際にクリックと購入が計測された検索語句と着地ページのデータです。自然検索の順位や流入数ではありません。購入まで進んだ語を確かめてから、SEOで狙う語とページの順番を決めるために使っています。「購入」は広告の計測上のコンバージョン数で、複数の経路に分けて計上されるため小数になる場合があります。
購入につながった検索語句と、つながらなかった検索語句
| 検索語句 | 表示 | クリック | 購入 | 売上 |
|---|---|---|---|---|
| ナッツ菓子の商品名 | 5,198 | 250 | 3.0 | 22,570円 |
| 食べる 削り節 | 466 | 69 | 2.0 | 8,106円 |
| かける あおさ | 602 | 47 | 2.0 | 3,880円 |
| ナッツ菓子の商品名 買える 場所 | 476 | 6 | 1.0 | 5,010円 |
| メーカー名+ナッツ菓子の商品名 | 1,182 | 60 | 0 | 0円 |
| 取り扱いめんつゆの商品名 | 4,799 | 140 | 0 | 0円 |
着地ページの種類別の成果
| ページの種類 | クリック | 購入 | CVR | 売上 |
|---|---|---|---|---|
| 商品ページ | 5,374 | 41.1 | 0.76% | 187,662円 |
| コーヒーの特集ページ | 2,066 | 0.1 | 0.00% | 704円 |
| オンラインストアの案内ページ | 356 | 0 | 0.00% | 0円 |
| だしの特集ページ | 210 | 1.0 | 0.48% | 6,424円 |
2ヶ月の数字から、この通販サイトの検索は商品名で探す人が中心で、店名で探す人は上位の語に出てこないことが分かりました。SEOで最初に直すべきは商品ページと特集ページです。
特にコーヒーの特集ページは、クリック2,066回を集めながら購入は0.1件でした。興味を持って読んだ人が、そのまま商品を選べる構成に作り直すことを最優先にしています。
同じ商品でも、メーカー名を付けた検索では購入が出ていません。商品ページのタイトルをメーカー名から始まる形にそろえ、どの呼び方で探しても同じページにたどり着けるようにします。
05よくある質問
他社メーカーの商品名でSEOを狙っても大丈夫ですか?
正規に仕入れて販売している商品であれば、商品名で探している人に購入先を示すことは役に立ちます。メーカーの公式サイトと誤解されないよう、販売店であることを明記します。
特集ページは読み物と商品一覧のどちらにすべきですか?
今回のデータでは、読み物だけの特集ページは購入につながっていませんでした。読み物の中に商品を組み込み、読み進めながら選べる形がおすすめです。
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