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住所アセット(旧:住所表示オプション)とは?特徴・設定方法・注意点を徹底解説【2026年最新版】

住所アセット(Location Asset・旧「住所表示オプション」)とは、Google検索広告・YouTube広告・Google検索ネットワークなどで、店舗の住所・実店舗までの地図・距離・営業時間を広告に併せて表示できる、Google広告の専有機能(アセット)です。見出しや説明文の下に「店舗住所+地図+現在地からの距離+営業時間」が表示され、ユーザーがそれをタップすると、ランディングページではなくGoogleマップへ遷移して、店舗がピン止めされた状態で表示されます。検索結果だけでなくGoogleマップ上でも「ピザ」「美容室」などの検索時にローカル検索広告として表示される、店舗ビジネスにとって極めて重要なアセットです。

住所アセットとは何か」「旧称の住所表示オプションと何が変わったのか」「どんなキャンペーンで使えるのか」「設定方法とビジネスプロフィール連携はどうやるのか」「クリックでLPに行かないのは仕様なのか」「来店コンバージョンとはどう関係するのか」——ジム・飲食店・病院・サロンなど実店舗を持つ事業者や、その運用を担う広告担当者にとって、住所アセットは「使えば必ず触れる」基本機能でありながら、表示条件・連携要件・注意点が意外と複雑です。本記事では、住所アセットの定義と対応キャンペーンに始まり、表示内容とGoogleマップ遷移の仕組み3つのメリット(訴求量の増加/画面占有率の向上/Googleマップ上での広告表示)向いている商材と来店コンバージョン計測の必須要件5つの注意点ビジネスプロフィール連携を含む具体的な設定手順、そしてMEO・ローカルSEOとの相乗効果や商圏設計との組み合わせまで、FAQ8問付きで一気通貫に整理します。店舗・ローカル集客のGoogle広告を一段深く理解したい人のための、2026年最新の決定版コラムです。

01 住所アセット(旧:住所表示オプション)とは?定義と対応キャンペーン

店舗ビジネスのGoogle広告を運用するとき、最初に検討すべきアセットのひとつが住所アセットです。検索広告に住所と地図を添えるだけのシンプルな機能に見えますが、実は「来店してほしい」という店舗側の最終ゴールと、「近くで探したい」というユーザーの行動を、もっとも短い距離で結びつける導線になります。まず本章では、住所アセットの定義、旧称「住所表示オプション」からの名称変更の経緯、そしてどのキャンペーンで使えるのかを整理します。

本記事のスタンス:住所アセットは「広告に住所を出す機能」にとどまらず、Googleマップへの来店導線・来店コンバージョン計測・ローカル広告表示を支える土台です。本記事は、店舗・ローカルビジネスの広告担当者が「住所アセットを正しく設定し、来店という成果に接続する」ための実務的な解像度で書きました。関連する来店CVの計測詳細は来店コンバージョン(店舗訪問)の計測ガイドを、他アセットとの組み合わせは構造化スニペットアセットの解説を参照してください。

1-1. 住所アセットの定義──住所・地図・距離・営業時間を出す専有機能

住所アセット(英語名:Location Asset)とは、Google広告において店舗の住所・実店舗までの地図・現在地からの距離・営業時間を、広告の見出しや説明文に併せて表示できる機能です。Google広告には電話番号アセット・サイトリンクアセット・コールアウトアセット・構造化スニペットアセットなど多くのアセットがありますが、住所アセットは「物理的な店舗の所在地」を広告上で訴求できる唯一のアセットであり、ローカルビジネスにとって独自の価値を持ちます。

住所アセットの最大の特徴は、単なるテキスト追加ではなくGoogleマップと連動している点です。ユーザーの現在地情報をもとに「あなたの場所からの距離」が計算され、近い店舗ほど来店の動機づけが強まります。「いま近くにある店を探している」という来店意欲の高いユーザーに対して、住所アセットは「ここにあります、◯◯mです、いま営業中です」という三拍子の情報を一目で提示できるのです。

項目 内容
正式名称住所アセット(Location Asset)。旧称「住所表示オプション」
表示される情報店舗住所/実店舗までの地図/現在地からの距離/営業時間
表示位置広告の見出し・説明文の下
クリック時の遷移先ランディングページではなくGoogleマップ(店舗がピン止め表示)
連携元Googleビジネスプロフィール(チェーン店は管理画面で直接設定可)
料金住所アセットのクリックにも通常どおり課金される

1-2. 「住所表示オプション」から「住所アセット」への名称変更

かつてGoogle広告では、広告に付加する各種機能を「広告表示オプション(Ad Extensions)」と総称していました。住所アセットも当時は「住所表示オプション」と呼ばれていました。その後Googleは、広告に追加する素材全般を「アセット(Assets)」という呼称へと統一し、これに伴って「住所表示オプション」は「住所アセット」へと名称が変更されました。サイトリンク表示オプションは「サイトリンクアセット」、コールアウト表示オプションは「コールアウトアセット」というように、すべての表示オプションが「◯◯アセット」へ改称されています。

名称が変わっても機能は同じ:「住所表示オプション」と「住所アセット」は同じものを指す呼び名です。古いマニュアルや記事では「住所表示オプション」と書かれていることがありますが、現在のGoogle広告管理画面では「住所アセット」と表示されます。検索する際は両方のキーワードで情報を探すと、より多くの解説にたどり着けます。

1-3. 対応キャンペーン(検索/YouTube/P-MAX/ローカル)

住所アセットは、検索広告だけのものではありません。下表のとおり、複数のキャンペーンタイプで利用できます。店舗ビジネスは「検索で探している人」だけでなく「動画を見ている人」「ディスプレイ面を回遊している人」にも来店導線を出せるため、広く来店機会を捉えられます。

キャンペーンタイプ 住所アセットの出方 主な狙い
検索キャンペーン検索結果の広告に住所・地図・距離・営業時間を表示「近くの◯◯」と検索する来店意欲の高い層の刈り取り
YouTube(動画)キャンペーンTrueViewインストリーム・バンパー広告で住所への導線を表示動画視聴者に店舗の存在と所在地を認知させる
P-MAX(パフォーマンス最大化)各面(検索・ディスプレイ・YouTube・マップ等)に自動最適化して表示来店目標を軸に全面横断で来店を最大化
ローカル(ディスプレイネットワーク)ディスプレイ面・マップ等に店舗情報を表示来店促進に特化した配信

とくにYouTube広告では、TrueViewインストリーム広告(スキップ可能な動画広告)やバンパー広告(6秒の短尺広告)で住所アセットに対応しています。動画で商品・サービスの魅力を伝えつつ、その下に「店舗はここ」という導線を添えられるため、認知から来店までの距離を縮められます。P-MAXは来店目標を設定して住所アセットを与えることで、Googleの機械学習が検索・ディスプレイ・YouTube・Googleマップを横断して来店を最大化しようとします。

02 住所アセットの特徴とGoogleマップ遷移の仕組み

住所アセットを正しく活用するには、「何が表示され、クリックすると何が起きるのか」という挙動を正確に理解することが欠かせません。とくに「クリックするとLPではなくGoogleマップに飛ぶ」という挙動は、他のアセットと大きく異なる点であり、商材によってはメリットにもデメリットにもなります。本章で、表示内容・遷移の仕組み・マップ上の表示の3点を分解します。

2-1. 表示内容──住所・地図・距離・営業時間

住所アセットが広告に表示される際の情報は、以下の4点です。これらは広告の見出し・説明文の下に、地図のサムネイルとともに表示されます。

  • 店舗住所:ビジネスプロフィールに登録された正式な所在地。市区町村・番地まで表示される
  • 実店舗までの地図:店舗位置を示す小さな地図サムネイル。タップでGoogleマップが開く
  • 現在地からの距離:ユーザーの位置情報をもとに「◯◯m」「◯◯km」と算出。近いほど来店動機が強まる
  • 営業時間:「営業中」「◯時に閉店」など、いま入れるかどうかが一目で分かる情報

この4点が揃うことで、ユーザーは「行ける場所か」「いま行けるか」を瞬時に判断できます。とくに営業時間の「営業中」表示は、来店直前のユーザーにとって決定的な後押しになります。せっかく検索したのに「閉まっていた」という空振りを避けられるため、ユーザー体験の質も高まります。

2-2. クリックするとGoogleマップに遷移する

住所アセットのもっとも特徴的な挙動が、クリック(タップ)するとランディングページではなくGoogleマップに遷移する点です。遷移先のGoogleマップでは、店舗がピン止めされた状態で表示され、ユーザーはそのまま「経路案内」をタップすればナビゲーションを開始できます。つまり住所アセットは「広告を見る→地図を開く→ナビで向かう」という来店動線を、最短のステップで成立させる導線なのです。

なぜマップに飛ぶのか:店舗ビジネスにおいて、ユーザーの最終ゴールは「サイトを見ること」ではなく「店に行くこと」です。サイトに飛ばすと、ユーザーは改めてアクセスページを探し、住所をコピーし、別途マップアプリを開く、という手間が発生します。住所アセットはこの手間をすべて省き、ワンタップで地図と経路に到達させることで、来店までの摩擦(フリクション)を限界まで減らしているのです。

ただしこの挙動は、裏を返せば「サイトに誘導したい場合には不向き」ということでもあります。住所アセット部分をクリックしたユーザーはマップに飛ぶため、サイトのコンバージョン(予約フォーム送信・購入など)には直接つながりません。サイトに来てほしい場合は、見出し・説明文(広告本体)をクリックしてもらう必要があります。この点は後述の注意点でも詳しく扱います。

2-3. Googleマップ上でも広告が表示される

住所アセットを設定すると、広告は検索結果ページだけでなくGoogleマップ上にも表示されるようになります。ユーザーがGoogleマップで「ピザ」「カフェ」「整体」などと検索すると、地図上のピンや一覧の上位にローカル検索広告として店舗が表示されるのです。これは、来店意欲がもっとも高い「すでにマップで店を探している」ユーザーに、自店を最優先で見せられることを意味します。

検索結果の広告枠は競合がひしめく激戦区ですが、Googleマップ上の広告表示は、検索結果とは異なる「もう一つの接点」を生みます。地図を眺めながら店を比較しているユーザーに、広告として一歩前に出られるのは、住所アセットならではの強みです。検索結果とマップの両面でユーザーに接触できるのは、住所アセットを持つ店舗だけの特権だと言えます。

03 住所アセットの3つのメリット

住所アセットを設定することで得られる価値を、3つのメリットに整理します。いずれも店舗・ローカルビジネスにとって、来店という成果に直結する利点です。

01
訴求量の増加
02
画面占有率の向上
03
Googleマップ上での広告表示

① 訴求量の増加──別角度から来店を後押しできる

通常の検索広告は「見出し+説明文」というテキスト中心の訴求です。住所アセットを加えると、ここに店舗住所・営業時間・地図という別軸の情報が加わり、訴求の角度が一気に増えます。商品・サービスの魅力(見出し・説明文)に加えて、「行ける場所にある」「いま営業している」「ここまで◯◯m」という来店判断材料を同時に提示できるため、来店という行動への後押しが強まります。さらに、ユーザーはマップへワンタップで遷移できるため、住所を調べて経路を探すという「検索の手間」を省けます。情報量と利便性の両方が、来店という成果に効いてくるのです。

② 画面占有率の向上──特にスマホで視認性が上がる

住所アセットを設定すると、広告の表示面積が広がり、検索結果における画面占有率(占有面積)が高まります。とくにスマートフォンでは画面が縦に狭いため、住所・地図・営業時間が加わることで広告が大きく表示され、競合よりも視覚的に目立ちます。スマホ検索は来店意欲の高い「移動中・近場探し」のユーザーが多いため、ここで占有率が上がることの効果は大きく、クリック率(CTR)の向上にもつながりやすくなります。広告がより多くの面積を占めれば、それだけ競合のオーガニック検索結果や他社広告を画面外に押し出すことができ、相対的な優位も得られます。

③ Googleマップ上での広告表示──唯一マップに載るアセット

前章で触れたとおり、住所アセットは検索結果だけでなくGoogleマップ上にも広告を表示できる、唯一のアセットです。電話番号アセットやサイトリンクアセットなど他のアセットは検索結果の広告を強化するものですが、店舗をマップ上にローカル検索広告として載せられるのは住所アセットだけです。「マップで近くの店を探す」という行動はスマホ時代の主要な来店経路であり、ここに広告を出せること自体が、住所アセットを設定する強い理由になります。

04 住所アセットが向いている商材と来店コンバージョン

住所アセットはすべての広告主に有効なわけではありません。どんな商材に向いているのか、そして店舗集客の成果指標である来店コンバージョンとどう関わるのかを整理します。

4-1. 「立地がKBFになる商材」に最適

住所アセットがもっとも力を発揮するのは、実店舗型のビジネスです。具体的には、ジム・フィットネス、飲食店、病院・クリニック、美容室・サロン、整体・接骨院、小売店、自動車ディーラーなど、「お客様に来店してもらうこと」が売上の中心になる業種です。これらは場所(立地)がKBF(Key Buying Factor=購買決定要因)になる商材と言い換えられます。

KBFとは、ユーザーが購入・利用を決めるときに重視する要因のことです。ジムを選ぶとき「自宅・職場から近いか」は最重要の判断材料であり、飲食店も「いま近くで入れる店か」が決め手になります。こうした「立地が決め手」の商材では、住所・距離・営業時間を広告上で示せる住所アセットが、競合との差別化に直結します。逆に、全国どこからでも利用できるECや、来店を前提としないオンラインサービス・SaaSなどでは、住所アセットのメリットは限定的です。

商材タイプ 住所アセットの相性 理由
ジム・飲食店・病院・サロン・店舗小売非常に高い立地がKBF。来店が売上に直結する
不動産・自動車ディーラー高い最終的に店舗・現地への来訪が必要
EC(全国配送)低い来店不要。マップ遷移がCV導線を分散させる
オンラインサービス・SaaS低い物理拠点が成果に関係しない

4-2. 来店コンバージョン計測の必須要件

店舗ビジネスのGoogle広告でぜひ押さえておきたいのが、住所アセットが来店コンバージョン(店舗訪問コンバージョン)計測の必須要件である点です。来店コンバージョンとは、「広告を見た・クリックしたユーザーが、実際に店舗を訪れたかどうか」をGoogleが推計・計測する機能で、オンラインのクリックとオフラインの来店をつなぐ重要な指標です。

住所アセットがないと来店CVは計測できない:来店コンバージョンを利用するには、住所アセットの設定とビジネスプロフィール連携が前提条件になります。住所アセットを設定していないアカウントでは、来店CVの計測自体が有効になりません。「広告で本当に来店が増えているのか」を数値で把握したいなら、住所アセットの設定は最初の一歩です。来店CVの仕組み・計測条件・活用法は来店コンバージョン(店舗訪問)の計測ガイドで詳しく解説しています。

店舗集客の広告で「クリック数は伸びているが、本当に来店につながっているか分からない」という悩みは非常に多く聞かれます。住所アセット+来店CVを設定すれば、広告費が来店という最終成果にどれだけ貢献したかを可視化でき、入札やクリエイティブの改善判断の精度が大きく上がります。住所アセットは単なる表示機能ではなく、店舗マーケティングの計測基盤でもあるのです。

05 住所アセットの5つの注意点

メリットの大きい住所アセットですが、運用前に必ず押さえておきたい注意点が5つあります。これらを理解せずに設定すると、「思ったように表示されない」「CVが下がった」といったトラブルにつながります。

① 必ず表示されるわけではない
住所アセットは登録しても常に表示されるとは限りません。表示は広告ランク(入札単価・品質・関連性)と掲載順位に依存し、広告ランクが一定の水準に達したときにのみ表示されます。「設定したのに住所が出ない」という場合、多くは広告ランクが不足しています。表示を増やすには、入札単価を引き上げるか、品質スコア・広告の関連性を改善するといった対応が必要になることがあります。すべてのアセットに共通する仕様ですが、住所アセットは来店導線を担うだけに、表示されないことの機会損失が大きい点に注意が必要です。

② ビジネスプロフィールとの連携要件がある
チェーン店でない単独店舗が住所アセットを使うには、Googleビジネスプロフィールとの連携が必須です。連携していないと、広告に表示する住所そのものを選べません。ビジネスプロフィールが未開設の場合は、先に作成・オーナー確認を済ませる必要があります。一方、複数拠点を持つチェーン店は、Google広告の管理画面から住所を直接設定できる例外があり、ビジネスプロフィール連携を経由せずに「キュレーション地域」を選ぶ運用が可能です。自社が「個人店・単独店舗」か「チェーン店」かで、設定の入口が変わる点を最初に確認しましょう。

③ LP(サイト)には誘導できない
住所アセットをクリックしたユーザーはGoogleマップに遷移するため、サイト(LP)への訪問にはつながりません。サイトを見せたい場合、ユーザーは検索結果に戻って広告本体(見出し・説明文)をクリックし直す必要があります。とくに非来店型ビジネス(来店を前提としないサービス)でこのアセットを安易に入れると、CV導線(フォーム送信・購入への流れ)が分散し、CVR(コンバージョン率)が低下するリスクがあります。来店をゴールにしない商材では、住所アセットを入れるべきかどうかを慎重に判断してください。

④ 広告費が発生する
住所アセット部分のクリックにも、通常の広告クリックと同様に課金されます。住所をタップしてマップに飛んだだけでも広告費が発生する点は、認識しておく必要があります。ただし、住所アセットが表示されるのは広告ランクが高いタイミングであり、視認性の向上でCTR全体が上がる傾向があるため、CPA(顧客獲得単価)やCVRがそこまで悪化することは少なく、むしろ良化するケースもあります。「課金される=損」と短絡せず、来店という成果まで含めた費用対効果で評価するのが正しい見方です。

⑤ 設定がやや複雑で準備に時間がかかる
住所アセットの設定には、ビジネスプロフィールの事前準備とメール認証が必要になるケースが多く、思い立ってすぐに表示開始とはいきません。とくに単独店舗では、ビジネスプロフィールのオーナー宛に連携リクエストのメールが届き、そのメールで承認して初めて表示が始まります。オーナー権限を持つメールアドレスが手元にない、ビジネスプロフィールの確認が済んでいない、といった場合は準備に数日〜それ以上を要することがあります。広告配信のスケジュールに余裕を持って、早めに準備を始めましょう。

06 住所アセットの設定方法(ビジネスプロフィール連携)

ここでは、単独店舗を想定した住所アセットの具体的な設定手順を解説します。チェーン店の場合は途中で「キュレーション地域を選択」する流れになりますが、基本的な操作の流れは共通です。

設定の前提条件(技術要件)

  • Googleビジネスプロフィールの事前準備:単独店舗は、表示したい住所のビジネスプロフィールがオーナー確認済みであること
  • メール認証:連携リクエストを承認できる、ビジネスプロフィールのオーナー権限を持つメールアドレスにアクセスできること
  • Google広告アカウント:住所アセットを設定する権限を持つアカウントであること

設定手順(単独店舗の場合)

ステップ 操作内容
STEP 1Google広告で「広告とアセット」→「アセット」を開く
STEP 2「+(追加)」ボタンから住所アセットを選択する
STEP 3「ビジネスプロフィールマネージャーアカウントを見つける」を選ぶ
STEP 4広告のドメイン(自社サイトのドメイン)を入力する
STEP 5関連するアカウントと住所が表示されたら、対象の住所を確認して「選択」をクリックする
STEP 6「続行」を押すと、ビジネスプロフィールの登録メール宛に連携リクエストが送信される
STEP 7届いたメールで連携を承認すると、住所アセットの表示が開始される

チェーン店(複数拠点の大規模事業者)の場合は、STEP 5〜6のあたりで「キュレーション地域を選択」する画面が表示され、ビジネスプロフィール連携を経由せずに管理画面上で住所を直接指定できます。この「キュレーション地域を選択」のステップはチェーン店のみに表示される項目で、個人店・単独店舗では出てきません。

設定時のポイント:STEP 6で送られる連携リクエストのメールは、ビジネスプロフィールのオーナーに届きます。広告アカウントの担当者とビジネスプロフィールのオーナーが別人・別部署の場合、社内で誰がメール承認を行うかを事前に決めておくと、設定がスムーズです。承認が滞ると、いつまで経っても住所アセットが表示されない原因になります。横浜の店舗・ローカル集客に強い零(Rei)株式会社の「でもやるんだよ」では、こうしたビジネスプロフィール連携・来店CV計測の初期設定から伴走しています。

07 MEO・商圏設計・Googleマップ広告との関係

住所アセットは単体でも有効ですが、MEO(ローカルSEO)や商圏設計、エリア入札と組み合わせることで、店舗集客全体の成果が大きく伸びます。本章では、住所アセットを店舗マーケティングの中で立体的に活かす視点を整理します。

7-1. MEO・ローカルSEOとの相乗効果

MEO(Map Engine Optimization=Googleマップ・ローカル検索での上位表示施策)と住所アセットは、同じビジネスプロフィールを土台に共有します。ビジネスプロフィールを充実させ、口コミ・写真・営業時間・カテゴリを整備することは、MEOの自然検索順位を高めると同時に、住所アセットの表示品質も向上させます。広告(住所アセット)でマップ上位に出しつつ、オーガニック(MEO)でも上位を狙うという二段構えで、Googleマップ上の自店の露出を最大化できるのです。広告とMEOは別物として扱われがちですが、ビジネスプロフィールという共通基盤で見ると、両者は強く補完し合います。

7-2. 商圏設計・エリア入札との組み合わせ

店舗ビジネスでは、広告を配信するエリア(商圏)の設計が成果を左右します。住所アセットは「店舗の位置」を示しますが、これを地域ターゲティング・エリア入札(位置調整)と組み合わせることで、効果がさらに高まります。たとえば店舗から半径◯kmの商圏に配信を絞り、来店が見込めるエリアの入札を引き上げ、遠方エリアの入札を下げる——といった調整です。住所アセットで距離を示しながら、商圏内のユーザーに重点的に予算を投下すれば、来店率の高い接点に集中して投資できます。

7-3. 営業時間連動配信という考え方

住所アセットには営業時間が表示されますが、これと連動して営業時間帯に配信を寄せる広告スケジュール設定を組むと、無駄打ちを減らせます。閉店後に「営業中です」という誤解を与えず、来店可能な時間帯に予算を集中させることで、ユーザー体験と費用対効果の両方を最適化できます。来店してもらえる時間に広告を強める、というシンプルな考え方が、ローカル広告では効いてきます。

7-4. Googleマップ広告(プロモーションピン)との違い

「Googleマップに出る広告」には、住所アセットによるローカル検索広告のほかに、プロモーションピンのような専用のマップ広告フォーマットも存在します。住所アセットは「検索広告などに住所を付加し、結果としてマップにも載る」アセットであるのに対し、プロモーションピンはマップ上の表示に特化した広告です。目的が「検索でもマップでも幅広く来店を狙う」なら住所アセット、「マップ上の存在感を特化して高めたい」なら専用フォーマット、というように整理して使い分けるのが実務的です。

7-5. 非来店型ビジネスでの使いどころ判断

EC・オンラインサービスなど非来店型のビジネスでは、原則として住所アセットの優先度は下がります。ただし、「ショールームがある」「相談に来てもらえる拠点がある」「実店舗とECを併用している」といったケースでは、住所アセットが信頼性の補強や来店促進に寄与することもあります。重要なのは「マップ遷移がCV導線を奪わないか」という一点です。サイトでのCV(購入・申込)が主目的なら、住所アセットを入れることでCVRが下がらないかを必ずテストし、データで判断してください。Google広告の最適化案(推奨事項)の取捨選択の考え方も、こうしたアセット採否の判断に役立ちます。

08 住所アセットに関するQ&A

Q1. 住所アセットが表示されない原因は?
A.
住所アセットは登録しても必ず表示されるわけではありません。表示は広告ランク(入札単価・品質・関連性)と掲載順位に依存し、広告ランクが一定以上のときにのみ表示されます。表示を増やすには入札を引き上げる品質・関連性を改善するのが基本です。また、ビジネスプロフィール連携が未完了・住所のメール認証が未承認の場合も表示されません。
Q2. クリックするとLPに行かないのは仕様ですか?
A.
仕様です。住所アセット部分(住所・地図・距離)をタップすると、LPではなくGoogleマップに遷移し、店舗がピン止め表示されます。来店導線を最短化する設計です。サイトに来てほしい場合は、見出しや説明文(広告本体)をクリックしてもらう必要があります。
Q3. チェーン店と個人店で設定方法は違いますか?
A.
違います。チェーン店はGoogle広告の管理画面で「キュレーション地域」から住所を直接設定できます。一方、チェーン店でない店舗はGoogleビジネスプロフィールと連携し、住所オーナーへのメール認証を経て初めて住所を選べます。単独店舗はこの連携が必須です。
Q4. ビジネスプロフィール未開設でも使えますか?
A.
単独店舗の場合、原則としてGoogleビジネスプロフィールが必要です。住所アセットはビジネスプロフィールの住所・営業時間を参照するため、未開設だと連携できず住所を選べません。先にプロフィールを作成・オーナー確認してから連携してください。チェーン店は管理画面で直接設定できる例外があります。
Q5. 広告費は増えますか?CVRは下がりますか?
A.
住所アセットのクリックにも課金されるため、クリックが増えれば広告費は増えます。ただし表示されるのは広告ランクが高いときであり、視認性向上でCTRが上がる傾向があるため、CPA・CVRがそこまで悪化することは少なく、むしろ良化するケースもあります。一方、非来店型ビジネスではマップ遷移がCV導線を分散させ、CVRを下げるリスクがあるため相性の見極めが必要です。
Q6. 来店コンバージョンとの関係は?
A.
住所アセットは来店コンバージョン計測の必須要件です。来店CV(広告を見た人が実際に来店したかを計測する機能)を使うには、住所アセットの設定とビジネスプロフィール連携が前提です。店舗集客が目的なら、住所アセットは来店CV計測の入り口として欠かせません。詳細は来店コンバージョンの計測ガイドを参照してください。
Q7. 複数店舗がある場合はどう設定しますか?
A.
ビジネスプロフィールマネージャーで全拠点を管理し、Google広告のアカウント/キャンペーンレベルで対象住所を選択します。ユーザーの現在地に近い店舗が自動で表示されるため、全店舗を登録しておけば検索ユーザーごとに最寄り店舗を出し分けられます。チェーン店規模ではキュレーション地域から地域を絞った配信も可能です。
Q8. YouTube広告でも住所アセットは出ますか?
A.
出ます。YouTube広告ではTrueViewインストリーム広告・バンパー広告などで住所アセットに対応しており、動画広告に店舗住所・地図への導線を表示できます。検索だけでなくYouTube・P-MAX・ローカル(ディスプレイネットワーク)でも対応しているため、店舗ビジネスの動画施策にも来店導線を組み込めます。

09 まとめ:住所アセットは店舗集客の「来店導線」の起点

本記事では、住所アセット(旧:住所表示オプション/Location Asset)とは何かを、定義・対応キャンペーン・表示内容・Googleマップ遷移の仕組み・3つのメリット・向いている商材・来店コンバージョンとの関係・5つの注意点・設定手順・MEOとの相乗効果まで、一気通貫に整理しました。

  • 住所アセットは住所・地図・距離・営業時間を広告に表示できるGoogle広告の専有機能(検索/YouTube/P-MAX/ローカルで対応)
  • クリックするとLPではなくGoogleマップに遷移し、Googleマップ上にもローカル検索広告として表示される
  • メリットは①訴求量の増加 ②画面占有率の向上 ③Googleマップ上での広告表示の3つ
  • 立地がKBFになる店舗型商材に最適で、来店コンバージョン計測の必須要件でもある
  • 注意点は①必ず表示されない ②ビジネスプロフィール連携要件 ③LP誘導不可 ④広告費発生 ⑤設定の複雑さの5つ

住所アセットは「広告に住所を出すだけ」の機能に見えて、実は店舗ビジネスの来店導線・来店CV計測・ローカル広告表示を支える起点です。立地が決め手になる商材であれば、まず住所アセットを正しく設定し、ビジネスプロフィール・来店CV・MEO・商圏設計と組み合わせて、来店という最終成果まで一気通貫で設計することが、ローカル集客の成果を最大化する近道になります。逆に非来店型のビジネスでは、マップ遷移がCV導線を分散させないかを必ずデータで検証してから採否を判断してください。

こうした店舗・ローカル集客のGoogle広告設計を、コトラーのマーケティング理論と「地理的変数(ジオグラフィック)」の組織知を軸に伴走しているのが、横浜の独立系・運用型代理店である零(Rei)株式会社の「でもやるんだよ」です。住所アセットのビジネスプロフィール連携・来店CV計測の初期設定から、商圏設計・エリア入札・MEOとの統合運用まで、店舗・ローカルビジネスの来店最大化を一気通貫で支援します。料金体系も完全公開(直接契約20%/代理店協業10%)で、具体的な相談は無料相談フォームから行えます。

関連記事「来店コンバージョン(店舗訪問)の計測ガイド」「構造化スニペットアセットの解説」「Google広告の最適化案(推奨事項)の取捨選択」も併せて読むと、店舗・ローカル集客のGoogle広告の解像度が一段上がります。

住所アセット・来店CV・店舗集客の相談は、横浜の独立系代理店「でもやるんだよ」へ

コトラー理論×地理的変数の組織知で、店舗・ローカルビジネスのGoogle広告を来店という成果まで一気通貫で支援します。料金体系も完全公開(直接契約20%/代理店協業10%)。

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