零株式会社で働くマーケターに守ってほしいこと|顧客データと人への敬意について
広告運用、CRM、MA、LPの改善。零株式会社のマーケターは、毎日のようにお客様の顧客データに触れて仕事をします。入社したその日から、お客様が何年もかけて集めてきた情報を預かる立場になります。
だから当社は、データの扱い方と、人に対する接し方を、仕事のスキルと同じくらい大切にしています。この記事では、零株式会社で働く前に知っておいてほしい社内の約束を、少し正直な話も交えて書きます。
WHYこの約束を書こうと思った理由
零株式会社は、業務委託のマーケターや営業パーソンの力を借りて仕事を広げられるようになりました。そこで最初に考えたのが、お客様の情報や自社の情報が外へ出てしまう可能性です。契約書に「データを個人的な利益に使わない」と書いてサインをもらえば済む、と最初は思いました。けれども、書類だけでは意味がない人も多いと感じるようになりました。
そう感じたのは、代表自身に心当たりがあったからです。受け取った契約書にデータの扱いが書かれていない取引先に対しては、そのリストを敬意を持って扱う気持ちが欠けていました。失礼な対応をされたときには、「倍返しだ」とばかりに、その取引先のお客様へ営業を仕掛けようとしたこともあります。
上を向いて唾を吐けば、それはそのまま自分の顔に落ちてきます。このカルマを清算するところから、当社の風土づくりを始めることにしました。
DATAお客様のデータは、会社のものではなく預かりもの
マーケティングの現場では、あるお客様のデータが別の仕事にも役立ちそうに見える瞬間があります。広告の配信リストに、別のお客様の見込み客になりそうな企業が並んでいる。MAの会員データに、別の商材に興味を持ちそうな人がいる。
零株式会社では、こうした場面でもデータを使いません。たとえ会社の売上になる場面でも使いません。「会社のためになるなら使ってしまえ」という判断は、この会社では評価されません。お客様が預けてくれたのは、施策を良くするための情報であって、私たちの営業リストではないからです。
CULTURE人に失礼な風土は、いつか会社に返ってくる
トップが取引先を軽く扱い、お客様のデータを自社の都合で使っていれば、その行動はそのまま会社の風土になります。周りの人も同じ方向に足並みをそろえ始めます。
その足並みが会社の成長に向いているうちは問題が見えません。けれども経営には良い時も悪い時もあります。業績が落ちたとき、評価に納得がいかなかったとき、その風土は会社に向かいます。雇った人や仕事を頼んだ人が、今度は会社の情報を外へ持ち出し、反旗を翻す。そうした出来事の下地は、ふだんのふるまいの中でつくられていきます。
この流れは、ブリリアントジャークと呼ばれる人や、会社への文句や愚痴、悪評をいつも周りに広めようとする人が入ってきたときに、さらに速く進みます。ブリリアントジャークとは、仕事はできても周りへの敬意を欠き、チームの空気を壊してしまう人のことです。腐ったみかんが一つ混じると箱の中のみかんが傷んでいくように、不満や悪口は周りに移り、会社への反発を「みんなが思っていること」に変えていきます。
組織を大きくしていこうと思うなら、人にはできる限り謙虚に接する。気を遣いすぎて困ることはない、と今は考えています。代表から、この約束を守っていきます。
PROMISE零株式会社が、働く人に約束すること
謙虚でいることは、言葉づかいだけの話ではありません。一緒に働く人に何を返すかの話でもあります。正社員、契約社員、業務委託、アルバイトといった雇用形態に関係なく、次のことを約束します。
- 経験:広告運用・CRM・MA・LPなど、次の仕事でも使える案件を任せる
- スキル:施策の振り返りで、うまくいった理由と改善点を言葉にして渡す
- 報酬:成果と稼働に見合った報酬を、決めた条件どおりに支払う
- 扱い:意見や相談をきちんと受け止め、立場で態度を変えない
ASKそのかわり、一緒に守ってほしいこと
当社が敬意を払うかわりに、働く人にもお願いがあります。良い時も悪い時もある中で、最終的には当社とお客様に敬意を持って接してほしい、ということです。
具体的には、仕事で預かったデータを、その案件以外では使わないことです。契約書には目的外利用の禁止と、故意に漏えいさせた場合の賠償をはっきり書いています。雇用形態を問わず、コンプライアンス研修も定期的に行います。
お渡しするリストにダミーの連絡先を入れるなど、情報が外へ出たら分かる仕組みも業務の中に組み込んでいて、それも働き始める前にお伝えしています。隠れて仕掛けるのではなく、最初から全部見せたうえで一緒に守ってもらう、という考え方です。お客様のデータをどう守っているかは、マーケティング支援で預かる顧客データを守る取り組みの記事にまとめています。
FITこんな人と一緒に働きたい
この風土に合うのは、特別な経歴を持つ人ではありません。次のような考え方に共感してくれる方です。
- 仕事で知ったデータを、自分のものではなく預かりものとして扱える
- お客様にも社内のメンバーにも、立場で態度を変えずに接したい
- 不満があるときは、陰で広めるより先に本人に言葉で伝えたい
- 成果を出すことと、周りから信頼されることの両方を大事にしたい
反対に、目先の得になるなら多少のルール違反はかまわないという考え方の方や、成果を出していても周りを見下したり、陰で悪評を広めたりする働き方の方には合わない会社だと思います。入ってからお互いに困らないよう、面談でもこの話はそのままお伝えしています。
SUMMARYまとめ
人に失礼なふるまいは、立場が変わったときに自分へ返ってきます。零株式会社はこのカルマを清算し、法令を守り、色々あっても最終的には働く人から感謝される会社の風土を、少しずつつくっていきます。
当社は働く人に経験、スキル、報酬と、雇用形態に関係のない敬意を返します。そのかわり、お客様のデータを預かりものとして扱ってほしい。この約束に共感してくださる方と、一緒に仕事ができればうれしいです。