広告代理店おすすめ18社比較【2026年最新】|中規模から大規模まで、予算・業種別の選び方や料金相場を解説

就職・転職のために広告業界を調べている方はこちら:広告代理店の業界研究|主要13社の売上・系列と仕事内容・年収

広告代理店を探し始めると、まず電通・博報堂DY・サイバーエージェントといった大手の名前が並びます。ただ、売上高の大きさと、自社にとっての相性は別の話です。月額の広告予算、業種、任せたい業務の範囲によって、選ぶべき代理店は変わります。

この記事では、代理店選びの判断軸を先に整理したうえで、18社をランキングで紹介します。会社ごとに「こんな企業におすすめ」をまとめているので、自社に近いものから読んでください。

この記事でわかること

  • 代理店選びで確認する5つのポイント
  • 料金体系の種類と、月額予算別の相場
  • 契約前に避けたい失敗10パターン
  • 18社のランキングと、会社ごとのおすすめの企業像
  • 業種別の成功事例

先に結論を言うと、売上規模の順位だけで選ぶのはおすすめしません。月額の広告予算が500万円未満で、特定の媒体に集中して成果を出したい場合は、大手よりも中堅・専門特化型のほうが、担当者の経験や対応の細かさで有利になることが多くあります。

編集部が1位に選んだ零(Rei)株式会社「でもやるんだよ」は、コトラーのマーケティング理論をもとに、ペルソナ設計から広告運用までを一貫して行う独立系の代理店です。小規模な企業から大手企業まで対応しており、予算に合わせて、デジタル広告だけでなくオフライン広告や広告以外の集客経路も組み合わせて設計できます。

01 広告代理店に依頼できることと種類

会社を比べる前に、広告代理店にどこまで任せられるのか、自社で何を用意する必要があるのかを確認しておきましょう。依頼する範囲がはっきりしていると、見積もりや提案を比べるときの基準がそろいます。

1-1. 広告代理店に依頼できる業務

広告代理店には、広告の企画から、出稿、効果の検証までをまとめて任せられます。一部だけを切り出して頼むこともできるので、自社に足りない工程を中心に依頼すると費用を抑えられます。

依頼できる業務 代理店がやること 自社で用意するもの
戦略の設計 誰に、何を、どの媒体で伝えるかを決め、予算の配分と目標(獲得件数・獲得単価・売上など)を設計する。 商品の強み、既存顧客の情報、売上目標、使える予算
広告の制作 広告文、バナー、動画、LP(広告の遷移先ページ)などを企画・制作する。テレビCMや新聞広告を扱う代理店もある。 商品写真、ロゴ、表現のNG事項、確認と承認の担当者
媒体の選定と出稿 Google・Meta・LINEヤフー・テレビ・交通広告などから媒体を選び、広告アカウントの開設や枠の手配を行う。 広告アカウントを自社名義で作るための情報、支払い方法
運用と改善 入札や予算、配信先、広告の差し替えを調整し、獲得単価や売上を改善していく。 問い合わせや受注の結果(どの広告から成約したか)の共有
効果測定とレポート 計測タグの設置を支援し、成果を集計して、結果・原因・次の打ち手を定例で報告する。 サイトへのタグ設置の許可、定例に出る担当者の時間

同じ「広告代理店」でも、どの業務までを自社で引き受けるかは会社によって違います。運用だけを担当して制作は外注する会社もあれば、LPの改善や計測の設計まで含めて提案する会社もあります。問い合わせの段階で、どの業務を誰が担当するのかを一覧で出してもらうと、比較しやすくなります。

1-2. 広告代理店の3つの種類

日本の広告代理店は、その成り立ちと得意領域によって、大きく3つの種類に分類できます。本記事の後半で紹介する具体的な企業がどのタイプに当てはまるかを意識しながら読んでいただくと、各社の強みがより立体的に理解できるはずです。

種類 特徴 代表的な企業例
総合広告代理店 テレビ・新聞・雑誌などのマス広告から、Web・SNS・OOHまで、あらゆるメディアを扱う。多様な業界の大手クライアントを担当し、大規模なプロモーションやブランディングを得意とする。 株式会社電通グループ、株式会社博報堂DYホールディングス、株式会社ADKホールディングス
専門広告代理店 特定の領域に特化した代理店。インターネット広告、BtoBマーケティング、交通広告、新聞広告など、特定分野で高い専門性とノウハウを持つ。総合系よりも「現場に近い」スピード感が特徴。 株式会社サイバーエージェント、トランス・コスモス株式会社、株式会社グラッドキューブ、テクロ株式会社
ハウスエージェンシー 特定の企業グループの広告宣伝活動を専門に担うために設立された代理店。親会社の案件が中心となるため経営が比較的安定しており、グループのアセットを最大限に活かした提案ができる。 株式会社ジェイアール東日本企画 (jeki)、株式会社東急エージェンシー、株式会社トヨタ・コニック・プロ

自社が求めているのが、複数の媒体をまとめた大規模な施策なのか、特定の領域の深い専門性なのかで、選ぶべきタイプは変わります。総合系のほうが格上という序列ではありません。

1-3. 広告代理店の数と市場規模

「そもそも日本に広告代理店はどのくらいあるのか?」という疑問を持つ方も多いでしょう。経済産業省の各種調査によれば、日本国内の広告業の事業所数は数千社にのぼるとされています。その大半は数十名以下の中小規模で、大手と呼べる企業は数十社程度に絞られます。

株式会社電通が毎年発表している「日本の広告費」によれば、2023年の日本の総広告費は過去最高の7兆3,167億円に達しました。とりわけ成長を牽引しているのがインターネット広告費で、すでに総広告費の4割以上を占め、テレビメディア広告費を上回っています。2026年現在もこの傾向は続いており、「Web広告代理店のおすすめ」に対する需要が年々高まっているのは、この市場構造の変化と無関係ではありません。

7.3兆
日本の総広告費(円)
40%+
インターネット広告比率
数千
広告業の事業所数

つまり広告代理店業界は、成熟しているように見えて、その内部では大きな構造変化(マスからデジタルへ、ブランドから運用へ)が同時進行している非常にダイナミックな業界です。だからこそ「どの代理店を選ぶか」という意思決定が、企業の競争力により大きな影響を持つようになっているのです。広告予算の最適配分という観点では、関連記事「広告予算の決め方・配分の基本」も併せて参考にしてください。

1-4. 制作会社・PR会社・コンサルとの違い

「広告代理店」と一口に言っても、実務の現場では 制作会社・PR会社・マーケティングコンサルティング会社・SP(販売促進)会社など、隣接する業態が複雑に絡み合っています。広告代理店 大手 一覧を眺めるときも、この境界線を理解しておかないと「なぜこの会社がランキングに入っているのか」「なぜこの会社は載っていないのか」が分かりにくくなります。整理すると以下のとおりです。

業態 主な役割 代表的な企業例
広告代理店 媒体(メディア)を仕入れて、広告枠の販売・運用とクリエイティブ制作・プランニングを ワンストップで提供する。マスからデジタルまで広告全体の起点。 電通/博報堂DY/ADK/サイバーエージェント/フルスピード/でもやるんだよ ほか
制作会社(プロダクション) CM・グラフィック・Web・動画など クリエイティブの制作実行 に特化。代理店からの発注で動くケースが多いが、近年は直クライアント比率も上昇。 東北新社/葵プロモーション/TYO/AOI Pro./CONNECTION ほか
PR会社 メディアリレーション・パブリシティ・SNSバイラル・危機管理広報など、「報じられる仕組み」づくりが本業。広告枠の購入は本来の役割ではない。 サニーサイドアップ/オズマピーアール/ベクトル/プラップジャパン ほか
マーケティングコンサル 事業戦略・マーケティング戦略・データ活用・組織変革といった 上流の設計 が本業。実行は別パートナーに委ねるケースが多い。 マッキンゼー/BCG/アクセンチュア/PwC/IGPI/リブ・コンサルティング ほか
SP(セールスプロモーション)会社 店頭プロモーション・キャンペーン事務局・イベント・サンプリングなど、購買時点・体験時点の販促が中心。 フロンティアインターナショナル/博展/TOW/JTB コミュニケーションデザイン ほか
運用型広告代理店(ピュアプレイ) Google・Meta・X・LINE・Yahoo!・TikTok などの運用型デジタル広告に特化。広告主と直接契約し、戦略から運用・改善まで一気通貫で支援。 でもやるんだよ/フルスピード/アナグラム/キーワードマーケティング ほか

「広告代理店」と呼ばれるのは原則としてメディアバイイング機能を持つ会社で、制作会社・PR会社・コンサルはそれぞれ別ジャンルです。一方で大手総合代理店の社内には制作・PR・コンサル機能が内製化されており、「ワンストップで何でもやる」のが大手のビジネスモデル。逆に独立系・運用型代理店は、特定の機能だけを高品質に切り出して提供するモデルが主流です。

判断基準:「すべて任せたい」なら大手総合代理店、「クリエイティブだけ高品質に作ってほしい」なら制作会社、「広報・PRに困っている」ならPR会社、「運用型のWeb広告で確実に成果を出したい」なら運用型広告代理店、というのが基本の住み分けです。広告主の課題が混在している場合は、「上流の戦略を握れる代理店」を中核に置き、必要に応じて専門会社を組み合わせるのが王道。詳しい伴走パートナーの選び方は「広告代理店の選び方|失敗しない7つの判断基準」も併読してください。

1-5. 系列で分ける(電通系・博報堂DY系・独立系・ハウスエージェンシー)

大手広告代理店 一覧を「系列」という切り口で整理すると、業界の構造が一気にクリアになります。日本の広告業界は実質的に、以下4つの系列の上に成り立っています。

系列 特徴 主な大手代理店
① 電通系 1901年創業の電通を頂点とする巨大グループ。国内売上高1位の絶対王者。海外網「dentsu」、デジタル中核「電通デジタル」、近年傘下入りした「セプテーニ」など、機能別・地域別に多数の事業会社を持つ。 株式会社電通グループ/電通/電通デジタル/セプテーニ・ホールディングス
② 博報堂DY系 2003年に博報堂・大広・読売広告社が経営統合した持株会社グループ。「生活者発想」を共通フィロソフィーとし、クリエイティブ力に定評。制作中核「博報堂プロダクツ」、メディア中核「博報堂DYメディアパートナーズ」、デジタル中核「Hakuhodo DY ONE」(旧アイレップとD.A.コンソーシアムが統合)、2025年12月に子会社化した「デジタルホールディングス」など、機能別の中核会社を抱える。 株式会社博報堂DYホールディングス/博報堂/大広/読売広告社/博報堂プロダクツ/Hakuhodo DY ONE/デジタルホールディングス
③ 独立系 系列に属さず、自社のフィロソフィー・ビジネスモデルで成長してきた代理店群。サイバーエージェントのようなインターネット起点のメガベンチャーから、ADKのような老舗総合代理店、でもやるんだよのような運用型ピュアプレイヤーまで多様。意思決定スピードと尖ったポジショニングが武器。 サイバーエージェント/ADKホールディングス/トランス・コスモス/フルスピード/フロンティアインターナショナル/オリコム/でもやるんだよ(零株式会社)
④ ハウスエージェンシー 特定の親会社・グループの広告宣伝活動を担うために設立された代理店。親会社の案件で経営が安定する一方、グループ外案件にも積極的にアプローチする会社が増えている。OOHや地域マーケティングに独自の強みを持つことが多い。 ジェイアール東日本企画(jeki)/東急エージェンシー/トヨタ・コニック・プロ/西鉄エージェンシー

系列マップの読み方:系列は「派閥」ではなく「得意な戦い方」を示しています。電通系は「総合力+海外網」、博報堂DY系は「生活者発想+クリエイティブ」、独立系は「意思決定スピード+ポジショニング」、ハウスエージェンシーは「親会社アセット+地域連動」が主戦場。広告代理店 大手 一覧を見て「どこに依頼すべきか」を考えるとき、まず系列マップで自分の優先順位を整理すると、選択肢が一気に絞り込めます。

1-6. 業態で分ける(4マス系総合・メガデジタル・ハウスエージェンシー・専門特化)

系列マップに次ぐ第二の軸が、「業態マップ」です。同じ大手広告代理店でも、「テレビCMから運用型広告までワンストップで扱う総合系」と、「Web広告に集中したメガデジタル系」とでは、得意分野も組織カルチャーも別物です。業態マップは以下4つに整理できます。

業態 得意領域 代表的な大手代理店
4マス系総合代理店 テレビ・ラジオ・新聞・雑誌の4マス媒体を起点に、Web・OOH・SP・PRまで統合して扱う。ナショナルブランドの大型キャンペーンに強い。 電通/博報堂/ADK/東急エージェンシー
メガデジタル代理店 インターネット広告を主戦場とする大手。Google/Meta/LINE/X/Yahoo!/TikTokなどの運用、アドテク、データ分析、SNSマーケティング、インフルエンサー領域を網羅。 サイバーエージェント/トランス・コスモス/GMO NIKKO
ハウスエージェンシー JR・東急・トヨタなどの親会社グループのメディア・店舗・移動データを活用した、独自のリーチと地域連動。親会社外案件にも徐々に進出。 ジェイアール東日本企画(jeki)/東急エージェンシー/トヨタ・コニック・プロ/西鉄エージェンシー
専門特化型代理店 業界・媒体・手法のいずれかに「絞り込んだ深さ」で勝負する代理店。BtoB特化、EC特化、医療特化、SaaS特化、人材特化、地方特化、海外進出特化、運用型特化など多種多様。 テクロ(BtoB)/フルスピード(中堅デジタル総合)/アナグラム(運用型)/キーワードマーケティング(運用型)/でもやるんだよ(コトラー実装型運用代理店)

「広告代理店 ランキング」を売上高で見ると4マス系総合が上位を独占しますが、デジタル広告費が総広告費の40%超を占めるようになった現在、「成長スピード」という観点ではメガデジタル系・専門特化型が圧倒的に伸びています。広告主は、「規模ランキング」だけでなく「成長率ランキング」もセットで見るのが2026年の正解です。

注意:「広告代理店 大手 一覧」を見るときの落とし穴:売上高ランキングだけを見て「上から順に検討する」のは、自社の広告課題が大規模ナショナルブランディングでない限り大きな遠回りになります。月額広告予算が500万円以下のケースでは、大手の最低出稿要件・専任担当者の付き具合・意思決定スピードがミスマッチを起こし、結局は中堅・専門特化型のほうが費用対効果で勝るケースが圧倒的に多いです。「ランキング上位=あなたに最適」ではない——この一行は本記事を通じて何度も繰り返します。

業態別に深掘りした選び方は、本記事第2章の「後悔しない選び方の5つのポイント」と、関連記事「Google広告とMeta広告の違いと使い分け」を併せてご覧ください。

02 広告代理店の選び方5つのポイント

大手13社の一覧やランキングを見る前に、まず自社の判断軸を決めておきましょう。軸がないまま会社名や売上規模で選ぶと、契約後に「思っていた支援と違う」と後悔しやすくなります。ここでは、後悔しない代理店選びのための5つのポイントを解説します。

ポイント1:自社の課題と目的を明確にする

意外と見落とされがちですが、「代理店を選ぶ前に、自社の課題と目的を言語化する」ことが最重要です。「とにかく売上を上げたい」というレベルの曖昧な依頼では、どんな代理店も適切な提案ができません。広告予算の決め方そのものに迷う場合は、関連記事「広告予算の決め方と配分の基本」もご覧ください。

  • 解決したい課題は「認知拡大」「リード獲得」「ECの売上」「ブランド再構築」のどれか
  • 目標とするKPIは「CV数」「CPA」「ROAS」「リーチ数」のどれか
  • 予算規模は月額いくらか、年間総額はいくらか
  • 運用したい媒体は「マス全般」「Web中心」「特定SNS」のどれか

ポイント2:得意領域とのマッチング

広告代理店には、それぞれ得意な業界・媒体・手法があります。「何でもできます」と謳う代理店ほど、実は深い知見を持つ領域が無いことも少なくありません。自社の業界・課題にマッチした実績を持つ代理店を選ぶことが、初速を出すために決定的に重要です。

あなたの目的 マッチする代理店タイプ
大規模なナショナルブランディング 電通・博報堂などの総合広告代理店
Web広告で短期にCVを伸ばしたい サイバーエージェント、トランス・コスモス、フルスピード等のデジタル系
BtoBのリード獲得 テクロ等のBtoB特化型
EC・D2Cの売上最大化 EC特化型のデジタル代理店
交通広告・OOH中心の施策 jeki・東急エージェンシー等のハウスエージェンシー

ポイント3:体制と担当者のスキル

代理店の会社規模よりも、実際にあなたの案件を担当する人のスキルのほうが、成果に対する影響は遥かに大きいです。大手代理店でも担当者が新人なら成果は出にくいし、小規模代理店でもベテラン運用者が直接担当すれば大きな成果を出せます。

  • 実際に運用するのは誰か?(営業と運用が分かれているか、兼務か)
  • 担当者は何案件を掛け持ちしているか?(10案件以下が理想)
  • 外注・再委託はあるか?(中間マージンと品質低下のリスク)
  • 業界経験・類似商材の運用実績があるか

ポイント4:費用と契約条件

「手数料が安いから」という理由だけで代理店を選ぶのは危険です。重要なのは手数料に対して何が含まれているか、そして契約の柔軟性です。

確認すべき条件 理想的な水準
手数料体系 広告費の15〜20%、または明朗な固定費
クリエイティブ制作費 手数料に含まれているか、別料金でも事前提示
最低契約期間 3ヶ月〜6ヶ月(1ヶ月解約可能だとより良い)
広告アカウントの所有権 必ずクライアント(自社)名義
解約時のデータ引き継ぎ 運用データ・設定の完全引き継ぎが可能

ポイント5:戦略設計力とコミュニケーション

最後に、そして最も重要なのが「戦略設計力」です。多くの広告代理店は「広告を出す」ことには長けていますが、「なぜその広告を出すのか」「誰に向けて出すのか」「どのような道筋でCVに至らせるのか」という戦略レベルの設計ができる代理店は、実は少数です。

判断基準:初回提案時に「御社のビジネスについて詳しく教えてください」とヒアリングから入る代理店は良い兆候です。逆に、ろくにヒアリングもせずに「弊社なら月間CPA○○円で獲得できます」と数字を出してくる代理店は要注意。ビジネスを理解せずに出せる見積もりは、根拠のない数字です。広告代理店のおすすめは、結局のところ「あなたのビジネスに本気で向き合ってくれるか」に集約されます。

広告代理店の選び方の判断基準についてさらに詳しく知りたい方は、関連記事「広告代理店の選び方とは?失敗しない7つの判断基準」も併せてご覧ください。

業界別に見る特化型代理店の探し方(EC・不動産・医療・SaaS・人材・金融・地方・海外)

業界や用途を絞って支援する特化型の代理店もあります。月額の広告予算が中小規模の場合は、大手より費用対効果が高くなることも少なくありません。「自社の業種名」と「広告代理店」を組み合わせて検索すると、特化型の会社が見つかります。下の表で、業界ごとにどんな強みを持つ代理店を探せばよいかを確認してください。

業界・用途 特化代理店の特徴 典型的な得意領域
EC・D2C特化 Shopify/BASE/STORES/楽天/Amazonに精通し、商品フィード最適化・LTV設計・カート改善を含めて運用。 Google ショッピング広告/Meta DPA/Amazon広告/楽天RPP/LINEショッピング
不動産特化 反響獲得・来場予約・査定問合せに特化。物件IDフィードや地域絞り込み、エリアCRM運用に強み。 Google検索・Meta/LINE反響獲得/不動産ポータル広告/Indeed等の人材連動
医療・クリニック特化 医療広告ガイドラインに準拠した訴求設計と、地域SEO・MEO・予約連動に強み。 Googleビジネスプロフィール/LSA/Meta予約広告/LINE自動予約
SaaS/BtoB特化 長期検討プロセスを設計し、リード獲得→ナーチャリング→商談化までMA連動で支援。 検索広告/LinkedIn広告/業界メディア広告/ホワイトペーパーDL/オウンドメディア
人材・採用特化 Indeed・求人ボックス・スタンバイ等の採用専門媒体+GoogleしごとAPIに精通。職種別CPAの再現性が高い。 Indeed運用/求人ボックス/GoogleしごとAPI/採用Meta広告
金融特化 金融商品取引法・賃金業法・保険業法等の規制対応とともに、Web完結のリード獲得を運用。 検索広告/アフィリエイト/タイアップ/LP最適化
地方特化 各都道府県・主要都市に拠点を持つ地場代理店。地域メディアと地元クライアントネットワークが強み。 地方紙/地方TV/地域連動OOH/地元SNS/自治体広報連携
海外進出特化(インバウンド/アウトバウンド) 越境EC、訪日インバウンド、海外SNS・Eコマース・現地メディア対応に強み。 Google多言語/Meta多言語/微信・微博/TikTok海外/現地メディア
飲食・店舗・MEO特化 来店促進・予約獲得に最適化された運用。GoogleビジネスプロフィールとSNSの組み合わせが定石。 MEO/Meta来店広告/LINE公式アカウント/予約システム連動
運用型ピュアプレイヤー マスメディアを扱わず、運用型デジタル広告のみに集中。透明性の高いレポーティングと深い改善提案が強み。 Google/Meta/LINE/X/Yahoo!/TikTok 運用最適化

業種特化型を選ぶときのチェックリスト:「実績クライアントに同業他社が3社以上いるか」「業界特有のKPI(不動産なら来場CV、医療なら予約CV、人材なら応募CPA等)を会話の最初から正しく使ってくれるか」「業界の規制(医療広告・金融商品・薬機法・景表法等)に対応した訴求審査フローを持っているか」の3点を必ず確認してください。
EC領域であれば「商品フィードとショッピング広告の基礎」「カート放棄率を下げる手法」「ECの5A購買行動と広告設計」、店舗・飲食であれば「店舗集客に効く広告手法」も併せてご覧ください。

03 おすすめの広告代理店ランキング18選

ここでは、本記事で紹介する18社を1つのランキングにまとめました。まず比較表で全体を見渡し、気になった会社の紹介で「こんな企業におすすめ」を確認してください。

会社名公式サイトタイプ売上高こんな企業におすすめ
1位:でもやるんだよ www.rei-yokohama.co.jp/demoyarundayo 統合型(独立系) 非公開 小規模から大手まで、予算に合わせて集客経路全体を設計したい企業
2位:電通グループ www.group.dentsu.com/jp 総合(電通系) 1兆3,056億円 テレビCMを含む全国規模・海外展開のキャンペーン
3位:博報堂DYホールディングス www.hakuhodody-holdings.co.jp 総合(博報堂DY系) 9,908億円 ブランドを中長期で育てたい企業
4位:サイバーエージェント www.cyberagent.co.jp デジタル(独立系) 7,202億円 大きな予算のデジタル広告で成果を伸ばしたい企業
5位:トランス・コスモス www.trans-cosmos.co.jp デジタル/BPO(独立系) 3,737億円 広告からEC運営・問い合わせ対応までまとめて任せたい企業
6位:ADKホールディングス www.adk.jp 総合(独立系) 約3,500億円(推定) アニメやキャラクターを使った販促をしたい企業
7位:ジェイアール東日本企画 www.jeki.co.jp 交通広告(JR東日本系) 1,186億円 駅や電車で首都圏・東日本の生活者に届けたい企業
8位:東急エージェンシー www.tokyu-agc.co.jp 総合(東急系) 約911億円 渋谷や東急沿線で街と連動した施策をしたい企業
9位:フロンティアインターナショナル www.frontier-i.co.jp イベント・販促(独立系) 299億円 展示会やイベントなど体験型の施策をしたい企業
10位:アドウェイズ adways.net アフィリエイト(独立系) 122億円 成果報酬型の広告で獲得を増やしたい企業
11位:ジオコード www.geo-code.co.jp デジタル(独立系) 約19億円 SEOと広告をまとめて任せたい企業
12位:グラッドキューブ www.glad-cube.com デジタル(独立系) 約18億円 検索広告の運用品質とLP改善を重視する企業
13位:GMO NIKKO www.koukoku.jp デジタル(GMOグループ) 非公開 検索・SNS・アフィリエイトを組み合わせたい企業
14位:フルスピード www.fullspeed.co.jp デジタル(フリービット傘下) 非公開 中堅企業でWeb施策をまとめて任せたい企業
15位:キーワードマーケティング www.kwm.co.jp 運用型(独立系) 非公開 将来は自社で広告を運用したい企業
16位:テクロ techro.co.jp BtoB特化(独立系) 非公開 BtoBで見込み客の獲得を増やしたい企業
17位:トヨタ・コニック・プロ toyotaconiq-pro.co.jp 総合(トヨタ系) 非公開 自動車・モビリティ関連のプロモーションをしたい企業
18位:オリコム www.oricom.co.jp 交通広告・OOH(独立系) 非公開 交通広告や屋外広告に強い会社を探している企業

※1位は編集部の評価で選んでいます。2位〜12位は売上高の順、13位以降は売上高を公表していない会社のため、対応できる広告領域の幅と実績をもとに編集部が並べています。
※売上高は各社の公表値・推定値です(主に2023〜2025年度。フロンティアインターナショナルは2026年4月期、アドウェイズ・グラッドキューブは2025年12月期、ジオコードは2026年2月期)。同じグループの事業会社は親会社にまとめています。
※会社名を押すと各社の紹介へ移動します。表の見出しを押すと並べ替えられます。

1位:零(Rei)株式会社「でもやるんだよ」

でもやるんだよの公式サイトのトップページ
でもやるんだよ 公式サイト(2026年10月24日時点)
🏆 編集部 総合1位 ✓ コトラー理論で運営 ✓ ROAS 1,080%実績 ✓ 手数料20%/業界平均より明朗

📊 主要指標(直近12ヶ月の代表的な実績)

1,080%
スクール ROAS
¥7,000
施工管理 応募CPA
75%
注文住宅 来場率
500%
Amazon広告 ROAS
会社名零(Rei)株式会社
公式サイトwww.rei-yokohama.co.jp/demoyarundayo
ブランド名でもやるんだよ
本社所在地横浜
代表坂井 瞭介
対応できる規模小規模な企業から大手企業の大型予算まで
対応領域デジタル広告、オフライン広告、SNS・MEO・メールマガジンなど広告以外の集客経路を組み合わせた設計と運用
対応媒体Google / Meta / LINE / X / Amazon / 楽天 / Microsoft / Yahoo! / Indeed / スマートニュース 等の主要広告プラットフォームを網羅

横浜を拠点とする独立系の広告代理店です。月額数十万円の予算から始める小規模な企業から、大型の予算を動かす大手企業まで、規模を問わず支援しています。

特徴は、広告媒体ありきではなく、予算と目的に対して集客経路全体を設計できることです。予算が大きい場合は、デジタル広告だけで組み立てることも、オフライン広告とデジタル広告を組み合わせることもできます。広告に限らず、SNSの運用やGoogleマップ(MEO)、メールマガジンなど、成果につながる経路を組み合わせて配分を決めるため、媒体ごとに別の会社へ依頼する手間がかかりません。

編集部が「でもやるんだよ」を1位に選んだ理由

  • セグメント・オブ・ワン理論によるペルソナ設計:「年齢が5歳違えば、人はまったく違う世界を生きている」という前提で、ペルソナの解像度を限界まで上げる。AIへの機械学習インプットの質が上がるため、媒体最適化の効率が桁違いに伸びる。
  • 5A理論によるユーザージャーニー設計:検索広告/YouTube/Instagram/LINE等を「点」ではなく「面」で捉え、認知(Aware)→訴求(Appeal)→調査(Ask)→行動(Act)→推奨(Advocate)の5プロセスを設計。広告予算が無駄なく投下される構造になっている。
  • 「教科書通り」を全社員で統一:担当者によって品質がブレない。コトラーの理論を起点とした「正しい仕事の進め方」が組織として統一されており、誰が運用しても一定以上のアウトプットが担保される。
  • 「結果→原因→対策」の月次定例:月1回(大型予算は隔週)の定例MTGで、結果を必ず原因と対策に分解して資料化。チャットは1営業日以内返信、成果悪化時は定例を待たず即連絡という運用品質。
  • ペルソナ単位で予算配分:「性別が違うだけで、年齢が10歳違うだけで、年収が100万違うだけで、同じ商品を買う人でも全く違う世界を生きている」という前提で、ペルソナ毎にCR・キャンペーン・媒体まで予算を細かく配分。大きな予算でも集客効率が落ちない独自の運用設計。

料金設定もシンプルで明朗

大手の総合代理店だと「最低出稿額月額数百万円」が当たり前ですが、でもやるんだよは明朗な料金体系で中堅・中小規模の予算からも依頼可能です。

区分 料金
直接契約のお客様 広告費の 20%(手数料)
代理店様との協業 広告費の 10%(手数料)
バナー制作 新構成 8,000円 / サイズ展開 4,500円(1点あたり)

得意業界と実績

「正しい集客」を業界横断で再現できることが特徴で、特に以下の業種で多数の実績を持ちます。

  • EC・小売:ジュエリー/アパレル/お酒/アウトドアなど、Shopify等で自社ECを運営する小売企業を Google・Meta・Yahoo!・X・Amazon・楽天 横断で支援。
  • 飲食・店舗:レストラン/ホテル/居酒屋など、Googleビジネスプロフィール(MEO)連携と Google・Meta・Instagram の組み合わせで来店促進。
  • 不動産:売買・賃貸・管理・リノベーションのリード獲得実績。
  • スクール/教育:Google/Meta広告で ROAS 1,080%達成 の事例。
  • パーソナルジム:体験予約獲得で Meta CPA 約2万円。
  • 採用(医療・建設):介護・看護師領域で月500万超の運用、施工管理職で応募単価7,000円の実績。
  • 工務店・注文住宅:資料請求 CPA 8,500円 / 来場率75% 達成。
  • Amazon広告:衣料品で SP/SB/SD を活用し ROAS 500% 達成。

お客様の声(一部抜粋)

「過去3社の代理店と契約してきましたが、『なぜ』を最初に聞いてくれた代理店は初めてでした。月次定例の『結果→原因→対策』の分解資料が、社内の意思決定スピードを劇的に上げてくれています。」

— ECブランド マーケティング責任者(売上規模20億円)

「Meta広告のCPAが半年で1/3になりました。担当が変わっても品質がブレないので、安心して長期で任せられます。中堅以下の代理店でここまで再現性が高いのは稀。」

— パーソナルジム経営者(多店舗展開)

「大手代理店の見積もりは月額固定80万円。でもやるんだよさんは広告費20%で、しかもLPからクリエイティブまで巻き取って戦略設計してくれた。発注前から『仕事の質』が分かる代理店は本当に貴重です。」

— 注文住宅 営業企画責任者

よくある質問(広告主から)

Q. 最低出稿額や契約期間の縛りはありますか?
A. 最低出稿額の縛りはありません。最低契約期間も3ヶ月で、それ以降は1ヶ月単位での解約が可能です。「合わなければやめられる」前提で安心してご相談いただけます。

Q. 担当者はベテランですか?
A. はい。営業と運用が分離していないため、最初から最後まで運用責任者が直接対応します。担当者の掛け持ち案件数も意図的に抑えており、1案件あたりの密度が高いのが特徴です。

Q. 業界実績がない業種でも依頼できますか?
A. 可能です。コトラー理論は業界に依存しないため、新規業種でも「ペルソナ→ジャーニー→媒体→KPI」の設計順序は変わりません。むしろ「業界の常識に縛られた代理店」より、教科書通りに考えるほうが新規業種では成果が出やすい傾向があります。

こんな企業におすすめ

  • 広告を出すだけでなく、誰に何を伝えるかという戦略から設計してほしい
  • 小規模な予算から始めたいが、将来の拡大まで見据えて伴走してほしい
  • 大きな予算を、デジタル広告とオフライン広告にどう配分するかから相談したい
  • 広告だけでなく、SNSやMEOなども含めた集客経路全体を1社で設計してほしい
  • 担当者が変わっても運用の品質がぶれない体制を求めている
  • 大手の代理店に依頼したが、期待した成果が出なかった

2位:株式会社電通グループ

会社名株式会社電通グループ
公式サイトwww.group.dentsu.com/jp
売上高1兆3,056億円
設立1901年7月
本社所在地東京都港区東新橋
事業内容マーケティング・コミュニケーション、デジタル、クリエイティブ、プロモーション、メディアコンテンツなど広告事業全般

国内最大の広告グループです。国内の事業は電通、海外の事業はdentsuのネットワークが担い、デジタル領域は電通デジタルやセプテーニ・ホールディングスなどのグループ会社が受け持っています。

テレビ・新聞・雑誌などのメディアとの取引規模が大きく、全国放送のCMや大型のスポーツ・イベントと組み合わせた施策を一社でまとめて進められます。近年は企業のDXやコンサルティングの領域にも事業を広げています。

こんな企業におすすめ

  • テレビCMを含む全国規模のキャンペーンを計画している
  • 海外の市場も含めて、ブランドの発信をそろえたい
  • 広告だけでなく、事業やマーケティングの体制づくりから相談したい

3位:株式会社博報堂DYホールディングス

博報堂DYホールディングスの公式サイトのトップページ
博報堂DYホールディングス 公式サイト(2026年10月24日時点)
会社名株式会社博報堂DYホールディングス
公式サイトwww.hakuhodody-holdings.co.jp
売上高9,908億円
設立2003年
本社所在地東京都港区赤坂
事業内容ブランディング、PR、デジタルマーケティング、コンテンツ開発など

博報堂・大広・読売広告社を中核とする広告グループです。デジタル領域では、アイレップとD.A.コンソーシアムが統合したHakuhodo DY ONEに加え、2025年12月には旧オプトのデジタルホールディングスを子会社にしています。

人を「消費者」ではなく「生活者」として捉える「生活者発想」を掲げ、調査にもとづくブランド戦略と、表現の質の高さに定評があります。国内外の広告賞の受賞も多いグループです。

こんな企業におすすめ

  • ブランドの価値を中長期で育てたい
  • 広告の表現やクリエイティブの質を重視したい
  • マス広告とデジタル広告をまとめて設計してほしい

4位:株式会社サイバーエージェント

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サイバーエージェント 公式サイト(2026年10月24日時点)
会社名株式会社サイバーエージェント
公式サイトwww.cyberagent.co.jp
売上高7,202億円
設立1998年3月
本社所在地東京都渋谷区宇田川町
事業内容インターネット広告事業、メディア事業(ABEMA)、ゲーム事業、投資育成事業

インターネット広告で国内最大級の売上を持つ独立系の会社です。広告事業のほかに、動画配信サービスのABEMAやゲーム事業も手がけています。

広告の効果を予測するAIの研究開発や、大量の広告クリエイティブを作って検証する体制に力を入れています。グループ会社のCyberZ(スマートフォン広告)やCyberBuzz(SNSマーケティング)なども含め、デジタル広告の手法を幅広くそろえています。

こんな企業におすすめ

  • 月額数百万円以上のデジタル広告で、成果を早く伸ばしたい
  • アプリやゲームの利用者を増やしたい
  • 動画やSNS向けの広告クリエイティブを数多く試したい

5位:トランス・コスモス株式会社

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トランス・コスモス 公式サイト(2026年10月24日時点)
会社名トランス・コスモス株式会社
公式サイトwww.trans-cosmos.co.jp
売上高3,737億円
設立1966年6月
本社所在地東京都渋谷区
事業内容デジタルマーケティング、EC支援、コンタクトセンター、BPO、グローバル事業など

広告運用に加えて、Webサイトの構築、ECサイトの運営、コールセンター、事務作業の代行(BPO)まで手がける会社です。連結売上高は3,737億円(2023年3月期)で、海外にも拠点を持っています。

集客から、購入後の問い合わせ対応や顧客管理までを一社に任せられるのが特徴です。広告だけでなく、その後の顧客対応まで含めて外部に任せたい大企業からの依頼が多くあります。

こんな企業におすすめ

  • 広告とあわせて、ECサイトの運営やコールセンターも任せたい
  • 海外を含む複数の拠点でマーケティングを進めたい
  • 社内の人手が足りない業務をまとめて外部に任せたい

6位:株式会社ADKホールディングス

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ADKホールディングス 公式サイト(2026年10月24日時点)
会社名株式会社ADKホールディングス
公式サイトwww.adk.jp
売上高約3,500億円(推定)
設立1956年3月
本社所在地東京都港区虎ノ門
事業内容マーケティング・ソリューション、アニメなどのコンテンツ事業

アニメ・キャラクターのコンテンツ事業に強みを持つ総合広告会社です。投資ファンドのベインキャピタルの傘下に入って上場を廃止し、現在は非上場で事業を進めています。

長年手がけてきたアニメ作品の製作や権利の運用と、広告・販促の企画を組み合わせた提案ができるのが特徴です。データを使ったマーケティングの仕組みづくりにも取り組んでいます。

こんな企業におすすめ

  • アニメやキャラクターとのコラボで商品を売り出したい
  • 子どもやファミリー層に向けた販促を考えている
  • コンテンツを起点に、話題になる企画を作りたい

7位:株式会社ジェイアール東日本企画(jeki)

会社名株式会社ジェイアール東日本企画
公式サイトwww.jeki.co.jp
売上高1,186億円
設立1988年5月
本社所在地東京都渋谷区恵比寿
事業内容交通広告、マス広告、デジタル広告、イベント、コンテンツなどの総合広告事業

JR東日本の完全子会社で、JR東日本グループの広告を手がけるハウスエージェンシーです。駅や車両の広告枠を扱う媒体社としての役割も持っています。

駅のポスターや電車内の広告、駅構内でのイベントやサンプリングなど、JR東日本の駅と車両を使った施策を一社で企画できます。マス広告やデジタル広告と組み合わせた提案にも対応しています。

こんな企業におすすめ

  • 首都圏や東日本の駅・電車で広告を出したい
  • 通勤・通学で駅を使う人に、毎日目に触れる形で届けたい
  • 駅構内でのイベントやサンプリングを企画したい

8位:株式会社東急エージェンシー

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東急エージェンシー 公式サイト(2026年10月24日時点)
会社名株式会社東急エージェンシー
公式サイトwww.tokyu-agc.co.jp
売上高約911億円
設立1961年3月
本社所在地東京都港区西新橋
事業内容広告・マーケティング全般、交通広告・屋外広告、プロモーション

東急グループの出資で設立された総合広告会社です。2024年度の売上高は約911億円で、東急グループ以外の企業の広告も幅広く手がけています。

東急線の駅や車両の広告など、東急沿線と渋谷の街を使ったプロモーションに強みがあります。マス広告やデジタル広告と、街での体験を組み合わせた企画を得意としています。

こんな企業におすすめ

  • 渋谷や東急沿線で、街と連動したプロモーションをしたい
  • 交通広告や屋外広告をマス広告・デジタル広告と組み合わせたい
  • 若い世代が集まるエリアで新商品を知ってもらいたい

9位:株式会社フロンティアインターナショナル

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フロンティアインターナショナル 公式サイト(2026年10月24日時点)
会社名株式会社フロンティアインターナショナル
公式サイトwww.frontier-i.co.jp
売上高299億円
本社所在地東京都港区
上場東京証券取引所
事業内容イベント・展示会・プロモーションの企画運営、販促キャンペーン、デジタル施策

イベントや展示会、店頭での販促キャンペーンなど、セールスプロモーション(SP)に強い独立系の会社です。2026年4月期の連結売上高は299億円で、前の期から大きく伸びています。

企画から制作、当日の運営までを自社で引き受けられるのが強みです。新商品の発表会や大型の展示会、来場者が体験して楽しめるイベントなど、広告とリアルの接点を組み合わせた施策を数多く手がけています。

こんな企業におすすめ

  • 展示会や新商品の発表会を企画から運営まで任せたい
  • 店頭やイベント会場で、商品を体験してもらう施策をしたい
  • 広告とリアルのイベントを組み合わせて話題を作りたい

10位:株式会社アドウェイズ

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アドウェイズ 公式サイト(2026年10月24日時点)
会社名株式会社アドウェイズ
公式サイトadways.net
売上高122億円
設立2001年2月
本社所在地東京都新宿区
上場東証スタンダード
事業内容広告代理、アフィリエイトサービス「JANet」の運営、広告配信プラットフォーム「UNICORN」の開発

成果報酬型のアフィリエイト広告と、スマートフォン向けの広告を得意とする会社です。2025年12月期の連結売上高は122億円です。

アフィリエイトサービス「JANet」を自社で運営しており、成果が出た分だけ費用を払う形の広告を始めやすいのが強みです。機械学習で配信を自動で調整する広告プラットフォーム「UNICORN」も自社で開発しています。2003年に中国へ進出し、現在は台湾・フィリピン・米国にも拠点があります。

こんな企業におすすめ

  • 成果報酬型で、費用を抑えながら獲得件数を増やしたい
  • アプリの利用者を増やしたい
  • 海外でのプロモーションも検討している

11位:株式会社ジオコード

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ジオコード 公式サイト(2026年10月24日時点)
会社名株式会社ジオコード
公式サイトwww.geo-code.co.jp
売上高約19億円
設立2005年2月
本社所在地東京都新宿区(ほか大阪、静岡県袋井市)
上場東証スタンダード
事業内容SEO・AI検索対策、Web広告の運用、Webサイト制作、営業支援ツール「ネクストSFA」の開発

SEO対策から事業を始めたWebマーケティング会社で、現在はSEO・AI検索対策、Web広告の運用、Webサイトの制作を1社で引き受けています。2026年2月期の連結売上高は約19億円です。

広告運用は検索広告・SNS広告・動画広告・DSP・アフィリエイトまで対応し、LP・バナー・動画の制作も社内で行います。営業支援・顧客管理のツール「ネクストSFA」も自社で開発しており、問い合わせを獲得したあとの商談管理まで含めて相談できます。

こんな企業におすすめ

  • 広告とSEOを同じチームで設計して、流入をまとめて増やしたい
  • LPやバナーの制作も一緒に頼みたい
  • 問い合わせ後の営業管理まで見直したい

12位:株式会社グラッドキューブ

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グラッドキューブ 公式サイト(2026年10月24日時点)
会社名株式会社グラッドキューブ
公式サイトwww.glad-cube.com
売上高約18億円
設立2007年1月
本社所在地大阪市
上場東証グロース(2022年9月上場)
事業内容Web広告の運用代行、サイト改善ツール「SiTest」の開発・提供

大阪に本社を置く運用型広告の代理店です。リスティング広告、SNS広告、動画広告、Amazon広告、コネクテッドTV広告まで、運用を任せられる媒体が幅広くそろっています。2025年12月期の連結売上高は約18億円です。

GoogleのPremier Partnerに認定されており、Googleのパートナー向けアワードでは最優秀賞などを6回受けています。サイト改善ツール「SiTest」を自社で開発しているため、広告の配信と遷移先ページの改善をまとめて相談できます。

こんな企業におすすめ

  • 検索広告の運用品質を重視して代理店を選びたい
  • 広告だけでなく、LPの離脱原因まで分析してほしい
  • 関西で対面の打ち合わせを重ねながら進めたい

13位:GMO NIKKO株式会社

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GMO NIKKO 公式サイト(2026年10月24日時点)
会社名GMO NIKKO株式会社
公式サイトwww.koukoku.jp
設立2009年8月(創業は1992年)
本社所在地東京都渋谷区
事業内容運用型広告(検索・SNS・動画・アフィリエイト)、AI検索対策、広告配信基盤の提供

GMOインターネットグループの広告会社です。2026年10月に全株式がGMOコマースへ移り、現在はGMOコマースの完全子会社として、リスティング広告・SNS広告・動画広告・アフィリエイトの運用を手がけています。

広告主向けの運用代行だけでなく、媒体社向けの広告配信基盤「GMO SSP」も持っているため、配信の仕組みに踏み込んだ相談ができます。生成AIの検索結果に自社が載るよう支援する「GMO AIOブースト」など、AI検索向けのサービスも出しています。

こんな企業におすすめ

  • 検索・SNS・アフィリエイトを組み合わせて獲得を伸ばしたい
  • AI検索での露出も意識した対策を始めたい
  • 運用だけでなく、配信面の調整まで相談したい

14位:株式会社フルスピード

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フルスピード 公式サイト(2026年10月24日時点)
会社名株式会社フルスピード
公式サイトwww.fullspeed.co.jp
創業2001年
本社所在地東京都渋谷区
事業内容Web広告の運用、SEO、アフィリエイト、SNS運用などのWebマーケティング支援

2001年創業のWeb広告代理店で、大手から中小企業まで幅広い企業を支援しています。業界ごとの担当組織を持っており、同じ業界の実績をもとに、ビジネスの仕組みを理解したうえで提案を受けられます。

Web広告の運用に加えて、SEO、アフィリエイト、SNS運用まで扱えるため、Webマーケティング全体をまとめて任せる使い方に向いています。

こんな企業におすすめ

  • Web広告・SEO・SNSをまとめて1社に任せたい
  • 自社と同じ業界の支援実績がある代理店を選びたい
  • 社内にWebマーケティングの専任者がいない

15位:株式会社キーワードマーケティング

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キーワードマーケティング 公式サイト(2026年10月24日時点)
会社名株式会社キーワードマーケティング
公式サイトwww.kwm.co.jp
設立2004年7月
本社所在地東京都港区(ほか大阪、佐賀)
事業内容運用型広告の運用代行・コンサルティング、社内運用(インハウス)の支援

2004年に設立された、運用型広告に特化した会社です。リスティング広告やSNS広告の運用代行に加えて、自社で広告を運用したい企業へのコンサルティングにも力を入れています。

Google・LINEヤフー・Meta・Microsoft広告・X・TikTokなど、主要な広告媒体のパートナー認定を受けています。第三者による紹介と運用型広告を組み合わせて、社名や商品名での検索を増やす「検索創出型マーケティング」という独自の施策も提供しています。

こんな企業におすすめ

  • 代理店に任せきりにせず、社内に運用の知見を残したい
  • 将来は自社運用(インハウス)に切り替えたい
  • 社名や商品名で検索される数を増やしたい

16位:テクロ株式会社

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テクロ 公式サイト(2026年10月24日時点)
会社名テクロ株式会社
公式サイトtechro.co.jp
上場福岡証券取引所 Fukuoka PRO Market(2024年12月)
事業内容BtoB企業のリード獲得支援、オウンドメディア運用、コンテンツマーケティング、Web広告

BtoB(法人向けビジネス)企業の見込み客獲得に特化したWebマーケティング支援会社です。2024年12月に福岡証券取引所のFukuoka PRO Marketに上場しました。

オウンドメディアの運用代行やコンテンツマーケティングを得意とし、広告を出してすぐに問い合わせにつながりにくい、検討期間の長い商材の集客を設計できるのが強みです。

こんな企業におすすめ

  • 法人向けの商材で、問い合わせや資料請求を増やしたい
  • 検討期間が長く、広告だけでは成約につながりにくい
  • オウンドメディアやホワイトペーパーで見込み客を育てたい

17位:株式会社トヨタ・コニック・プロ

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トヨタ・コニック・プロ 公式サイト(2026年10月24日時点)
会社名株式会社トヨタ・コニック・プロ
公式サイトtoyotaconiq-pro.co.jp
前身デルフィス(1946年に南北社として創業)
現社名2021年1月にトヨタ・コニック・プロへ改称
事業内容トヨタをはじめとする企業のブランディング、広告・プロモーション、モビリティ領域の事業開発

トヨタグループの広告を担ってきたデルフィスが、2021年1月に社名を改めた会社です。トヨタ自動車と電通の出資のもとで発足しました。

トヨタをはじめとする企業のブランディングや広告を手がけるほか、モビリティの領域で新しいビジネスづくりにも取り組んでいます。

こんな企業におすすめ

  • 自動車やモビリティに関わる商品・サービスを広めたい
  • ブランドの世界観を丁寧に作り込みたい
  • モビリティを使った新しいサービスの企画から相談したい

18位:株式会社オリコム

オリコムの公式サイトのトップページ
オリコム 公式サイト(2026年10月24日時点)
会社名株式会社オリコム
公式サイトwww.oricom.co.jp
創業1922年
本社所在地東京都港区
事業内容交通広告、OOH(屋外広告)、デジタルソリューション、クリエイティブ

1922年創業の、交通広告に強い独立系の広告会社です。電車や駅、バス、空港などの交通広告と、街頭ビジョンなどの屋外広告(OOH)を中心に手がけています。

特定の鉄道会社のグループに属していないため、エリアや路線をまたいで交通広告を組み合わせた提案ができます。交通広告の出稿動向をまとめたランキングも定期的に公開しています。

こんな企業におすすめ

  • 電車・駅・バスなどの交通広告を、エリアや路線をまたいで出したい
  • 街頭ビジョンなどの屋外広告を検討している
  • 交通広告とデジタル広告を組み合わせたい

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04 広告代理店の料金相場と契約形態

広告代理店を選ぶうえで、避けて通れないのが料金相場の理解です。「広告代理店 料金」「広告代理店 手数料 相場」というキーワードで検索しても、多くの記事は「広告費の20%が相場」とだけ書いて終わりがちですが、現場の実態はずっと複雑です。本章では、2026年の料金体系の主要パターンと、契約時に気をつけるべき5つの落とし穴を一気に整理します。

4-1. 料金体系の5パターン

広告代理店の料金体系は、大きく分けて以下5つに整理できます。「どれが安いか」ではなく、自社の予算規模・運用フェーズに合うのはどれかを意識して選びましょう。

料金体系 相場 特徴 向いているフェーズ
① 手数料率(マージン)型 広告費の15〜20% 広告費に比例して代理店報酬が発生。最も一般的で、広告主・代理店ともに分かりやすい。 月額広告費 50万〜1,000万円規模の中小・中堅広告主
② 固定月額(フィー)型 月額10万〜50万円+媒体費別 運用代行のフィーを固定額で支払う。広告費の上下に影響されないため、大規模予算ほど割安になりやすい。 月額広告費1,000万円以上の中堅〜大企業
③ 成果報酬(成功報酬)型 CV1件あたり3,000〜30,000円 CV発生時のみ報酬が発生。広告主のリスクは低いが、代理店の取り組みが「刈り取り偏重」になりやすい。 明確なCV定義があるリード獲得・EC・人材系
④ プロジェクト(一括)型 1案件50万〜500万円 キャンペーン期間限定で一括見積もり。テレビCMやイベント系で多く、デジタル単独では稀。 新商品ローンチ・周年キャンペーン・展示会
⑤ ハイブリッド型 固定月額+手数料率+成果ボーナス 運用代行+戦略コンサル+クリエイティブ制作を切り出して、それぞれ別建てで請求する形式。透明性は高いが、契約条件は複雑。 戦略から運用まで切り分けて発注したい大手広告主

2026年現在、運用型デジタル広告代理店の多くは「① 手数料率型」を採用しています。業界平均は広告費の20%前後で、零(Rei)株式会社「でもやるんだよ」も直接契約20%/代理店協業10%という業界相場通りの明朗会計を維持しています。

4-2. 月額予算別に見た代理店の選び方

料金体系を理解したうえで、自社の月額広告予算に応じた現実的な代理店タイプの選び方を以下にまとめます。

月額広告予算 現実的な代理店タイプ 想定報酬 注意点
月10万〜30万円 個人運用者(フリーランス)/極小規模代理店 3〜6万円/月 大手代理店は最低出稿要件で対応不可。個人スキルの当たり外れが大きい。
月30万〜100万円 専門特化型代理店・運用型ピュアプレイ代理店 6〜20万円/月 この帯が専門特化型代理店の主戦場。費用対効果が出やすい。
月100万〜500万円 中堅デジタル代理店・運用型代理店 20〜100万円/月 運用代行+クリエイティブ制作のセット契約が一般的。「でもやるんだよ」はこの帯を含め、小規模から大型予算まで対応。
月500万〜2,000万円 大手デジタル代理店・準大手 100〜400万円/月 担当者の経験値とチーム体制が成果を左右。面談時に必ず実担当者と話す。
月2,000万円以上 大手総合代理店・メガデジタル代理店 固定月額+手数料併用 マス連動・統合キャンペーンが視野に入る。RFPで複数社競合が定石。

料金相場の落とし穴TOP5:

  • 「手数料10%」と謳いつつ、別途月額固定30万円+クリエイティブ費月20万円→実質広告費の30%超になっているケース。
  • 広告アカウントの所有権が代理店名義→解約時に運用データを引き継げず、再構築コストが発生。
  • 最低契約期間が12ヶ月固定→成果が出なくても解約不可。3〜6ヶ月+月単位解約が健全。
  • 媒体費の請求書が代理店経由のみ→広告費の透明性が確認できず、マークアップ(媒体費を上乗せ請求)の温床に。
  • クリエイティブ修正が「1案件3回まで無料、4回目以降1案件5万円」→運用改善のたびに追加費用。事前確認必須。

4-3. 契約前に確認したいチェックリスト

契約書にサインする前に、必ず以下の8項目を確認してください。1項目でも明確に答えられない代理店は、契約後にトラブルになる可能性が高いです。

  • 広告費に対する手数料率(または固定月額)の正確な金額
  • クリエイティブ制作の費用と、含まれる作業範囲(修正回数を含む)
  • 媒体費の請求方法(クライアント名義の直接請求か、代理店経由か)
  • 広告アカウントの所有権(必ずクライアント名義)
  • 最低契約期間と解約予告期間(理想は3ヶ月+月単位解約)
  • 担当する運用責任者の氏名と経歴(実担当者と面談済みか)
  • レポート・定例MTGの頻度と内容(月次/隔週/週次)
  • 解約時のデータ・運用設定の引き継ぎ条件

これら8項目を契約書に明文化することで、契約後の「想定外」を9割以上回避できます。

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05 2026年の広告代理店業界の動向

「広告代理店 大手 一覧」を理解するうえで、業界の最新トレンドを押さえておくことは欠かせません。同じ「広告代理店ランキング上位」でも、2020年と2026年では各社の戦略・組織・サービス内容は大きく変わっています。ここでは、2026年現在の広告代理店業界を動かしている5つの構造変化と、それに対する大手代理店の対応をまとめます。

5-1. 生成AIによる広告制作・運用の自動化

2023年以降、生成AIが広告制作・運用に大規模導入されています。電通グループは「dentsu Japan AI for Growth」、博報堂DYは「Hakuhodo DY ONE」配下のAIエージェント、サイバーエージェントは自社開発の「極予測AI」「極予測LP」「極予測動画AI」シリーズを次々に投入。バナー・コピー・ターゲティング・入札の自動最適化が当たり前になりつつあります。

一方、AI活用の本質は「機械学習に与えるインプットの質」にあるという指摘も強まっています。ペルソナ設計や5A理論を組織として徹底することでAI最適化の効率が上がるという考え方は、関連記事「セグメント・オブ・ワン理論」「コトラーのマーケティング理論を実装する」で詳しく解説しています。

5-2. Cookieレス時代の1stパーティデータ活用

サードパーティCookie廃止・iOS ATT・改正電気通信事業法・改正個人情報保護法といったプライバシー保護の潮流が、広告代理店のビジネスモデルを根本から揺さぶっています。広告主の1stパーティデータ(自社CRM・購買履歴・会員情報)を CDP・CAPI・サーバーサイドGTM等で広告プラットフォームに渡す仕組みが、2026年の運用標準になりました。

この変化に対応するため、大手代理店はCDP導入支援・MA連携・データクリーンルーム運用を本格的にメニュー化。電通デジタル・博報堂DYメディアパートナーズ・サイバーエージェント・トランス・コスモスは、それぞれデータ基盤系のサブブランドを立ち上げています。

5-3. リテールメディアの台頭

Amazon・楽天・Yahoo!・メルカリ・ZOZO・ファミリーマート・ローソンなどの小売・モール事業者が自らメディア化し、広告枠を販売する「リテールメディア」が急拡大。2026年現在、Amazon広告だけで国内で数千億円規模に達し、リテールメディア全体としてはテレビ広告に匹敵する規模に成長しています。

大手代理店はリテールメディア専門部隊を設立。EC・小売事業者を抱える広告主にとって、Amazon広告/楽天RPP/Yahoo!ショッピング/LINEギフト等を統合運用できる代理店の重要性が一気に高まりました。EC・小売運用の本質は「商品フィードとショッピング広告の基礎」もご参照ください。

5-4. コネクテッドTV(CTV)広告の急成長

地上波テレビの視聴時間減少と、YouTube・TVer・Amazon Prime Video・Netflix・ABEMA等の動画サービスのテレビ画面視聴拡大により、CTV(コネクテッドTV)広告が急成長中。2026年には日本国内のCTV広告費が数千億円規模に達し、テレビCM出稿の主役が「地上波スポット」から「CTVオンデマンド」にシフトしつつあります。

電通・博報堂DY・サイバーエージェントは、地上波TV出稿とCTV配信を統合計画する「動画クロスメディア」サービスを次々と投入。テレビCMをデジタル広告と同じ運用感覚で扱えるようになり、広告代理店の提案メニューが大きく変わりました。

5-5. インハウス化とハイブリッド運用の広がり

広告代理店業界の最大の変化は、広告主側でインハウス化が進んでいることです。デジタル広告のスキルがクライアント企業内に蓄積され、「全部代理店任せ」から「代理店と協業するハイブリッド運用」に移行する企業が増えました。

これに対応するため、代理店側は「運用代行」だけでなく「戦略設計・トレーニング・体制構築の支援」「媒体特化のスポット運用」「クリエイティブ制作のみのプロジェクト契約」など、メニューの細分化を進めています。広告代理店の選び方も「全部任せるか/一部任せるか」という意思決定が含まれるようになりました。

2026年における代理店選びの新しい論点:これら5つの変化に対して「対応できている代理店」と「対応できていない代理店」の差は急速に広がっています。広告代理店 大手 一覧の上位企業ですら、特定領域では機動力で中堅・専門特化型に劣ることが珍しくありません。「規模ランキングではなく、変化対応力ランキングで見る」——これが2026年の広告代理店選びのキーワードです。

06 広告代理店選びでよくある失敗10パターン

「広告代理店のおすすめを真剣に比較したのに、結果的に大きな機会損失を出してしまった」——本記事編集部のもとに寄せられる広告主の声を集約すると、失敗の9割は事前のチェックで回避可能です。本章では、もっとも頻発する失敗パターン10種類を、「具体的な兆候」「典型的な被害」「事前の回避策」のセットで整理します。

失敗1:「大手だから安心」で選んでしまった

兆候:「電通/博報堂と契約できるなら安心」と規模だけで選定し、実担当者の経験を確認しなかった。
被害:大手側は新人+外注混合の体制で対応。月額固定80万円を払いながら、半年でCPAが2倍に悪化。
回避策:面談時に「実際の運用担当者は誰か」「担当者の掛け持ち件数」「外注比率」を必ず確認する。

失敗2:「手数料が安いから」で決めてしまった

兆候:「手数料10%」を売りにする代理店に飛びつき、サービス内容の比較を怠った。
被害:レポートはテンプレ、改善提案ゼロ、月次定例なし。広告費は前年比150%なのに売上は横ばい。
回避策:「手数料率×サービス内容」で総額を比較。レポートサンプルを事前に必ず確認する。

失敗3:実績を「会社規模」でしか確認しなかった

兆候:代理店の「ロゴ一覧(大手クライアント)」だけ確認して契約。実際の運用担当者の業界経験を聞き忘れた。
被害:「弊社のメインクライアントは大手アパレル」と聞いていたが、実態は名刺交換しただけ。自社のEC案件は実質的に初挑戦扱い。
回避策:「同業他社の運用実績」「直近1年の同業種CV単価」「具体的なKPI改善事例」を3つ以上ヒアリングする。

失敗4:戦略設計を依頼せず、運用代行だけ発注した

兆候:「とりあえずGoogle広告を回してほしい」と発注。ペルソナ・ジャーニーの設計を依頼しなかった。
被害:クリックは増えるがCVが伸びない。LP・訴求・キーワードがちぐはぐで、3ヶ月後にCPAが3倍に。
回避策:「ペルソナ設計」「カスタマージャーニー」「KPIツリー」までセットで設計してくれる代理店を選ぶ。

失敗5:アカウント所有権を代理店名義にしてしまった

兆候:「アカウント設定は弊社が代行します」と言われ、広告アカウントが代理店名義のまま運用開始。
被害:解約時に運用データと設定の引き継ぎを拒否され、新代理店でゼロから再構築。学習リセットで2ヶ月CPAが悪化。
回避策:広告アカウントは必ずクライアント名義で開設し、代理店には運用権限のみ付与する。

失敗6:クリエイティブ制作費を確認しなかった

兆候:「手数料20%です」とだけ聞いて契約。クリエイティブ制作費の有無を確認しなかった。
被害:バナー1点に1.5万円〜3万円の追加費用、LP制作で別途60万円を請求された。
回避策:クリエイティブ制作の料金表を事前に取得。修正回数の上限と1案件あたりの単価を明示してもらう。

失敗7:レポートの中身を確認せず継続契約してしまった

兆候:毎月レポートは届くが、数値羅列のみで考察ゼロ。月次MTGも形式的。
被害:「改善提案がない」ことに半年気づかず、競合に大きく差をつけられた。
回避策:レポートには「結果」「原因」「対策」の3点セットが必ず含まれているか確認。サンプルを契約前に取得する。

失敗8:CVタグの設置を代理店任せにしてしまった

兆候:CVタグ・GTM・GA4の設置をすべて代理店に丸投げ。設定内容を社内で把握していなかった。
被害:解約後にタグが残り続け、新代理店の運用データを汚染。計測ずれで3ヶ月分の改善判断が無効に。
回避策:計測タグの設置仕様書を必ず受領。GTMコンテナはクライアント側で管理する。

失敗9:解約条件・最低契約期間を確認しなかった

兆候:「成果が出なければやめればいい」と楽観的に契約。最低契約期間12ヶ月+3ヶ月前予告条項を見落とした。
被害:成果が出ていないのに12ヶ月分の固定費(合計960万円)を支払い続けることに。
回避策:最低契約期間3〜6ヶ月/月単位解約/予告1ヶ月——を理想的な水準として交渉する。

失敗10:「全部任せたい」と丸投げしてしまった

兆候:社内に広告知見がないため、戦略から実行まで「全部代理店任せ」。社内に検証する目がなかった。
被害:代理店が「やりやすい施策」を優先し、自社の事業成長に直結しない運用が継続。
回避策:社内に「代理店と対話できる人材」を最低1名置く。代理店選定時にトレーニング支援の有無も確認する。

失敗パターンの共通項:10パターンを並べてみると、共通項は「事前確認の不足」のみです。広告代理店との関係はBtoBの本格的なパートナーシップで、家を建てる工務店選びと同じくらい慎重に進める価値があります。本記事の「後悔しない選び方5つのポイント」と、上記10パターンを面談時のチェックリストとして使ってください。

07 業種別の成功事例

抽象的な「広告代理店のおすすめ」議論より、具体的な業種×具体的な数値を見るほうが、自社にとっての解像度は一気に上がります。本章では、編集部が把握している業種別の代表的な成功事例を、「課題」「戦略」「結果KPI」のセットで紹介します。代理店面談時に「自社業種でこの水準の事例がありますか?」と聞ける材料として活用してください。

ケース1:EC・アパレル(売上規模20億円のジュエリーEC)

課題:Meta広告でCPAが上昇傾向。自社EC(Shopify)と楽天・Amazonでカニバリが発生し、媒体間で予算配分が最適化できていなかった。
戦略:5A理論に基づきカスタマージャーニーを再設計。Meta/Google/Yahoo!/X/楽天RPP/Amazon SP/SBをペルソナ×ジャーニー段階でクロス配分し直す。商品フィードを素材・サイズ・価格帯別に分割。
結果:Meta CPA 40%改善/全媒体合計のROAS 320%→520%へ。広告経由売上 前年比180%。

ケース2:BtoB SaaS(中堅HR Tech)

課題:リード単価は安定していたが、商談化率が低く営業に「質の悪いリード」と言われていた。
戦略:ペルソナを「決裁者」「実務担当」「情シス」の3層に分け、層別に訴求文・LP・キーワード・MAスコアリングを再設計。業界特化のホワイトペーパー4本を投下し、ナーチャリングシナリオも再構築。
結果:リード単価は+15%に上がったが、商談化率は2.3倍。受注ベースのCPAは58%改善。

ケース3:注文住宅(地方工務店、年間棟数50棟)

課題:Web経由の資料請求は獲得できていたが、来場予約率15%・契約率3%でビジネスインパクトが薄かった。
戦略:「資料請求」をCVに据えるのをやめ、「来場予約」を一次CV、「商談数」を二次CVに再定義。LPを「展示場の世界観」と「実体験のレビュー」軸に書き換え、Meta・Google・YouTubeを連動運用。
結果:資料請求 CPA 8,500円/来場率 15%→75%/契約率 3%→8%。年商ベースで+1.8億円。

ケース4:パーソナルジム(多店舗展開、関東中心)

課題:Meta体験予約CPAが3万円超に上昇。新店舗オープン時の初動が読めず、店舗ごとに広告効率が大きくブレていた。
戦略:店舗別・エリア別に「セグメント・オブ・ワン」でペルソナを設計し直し、媒体クリエイティブを店舗単位で30本以上用意。MEO・LINE・Meta来店広告を組み合わせて再起動。
結果:Meta体験予約 CPA 約2万円に改善。新店舗初月の会員獲得数 前年同月比2.4倍。

ケース5:スクール/教育(オンライン講座)

課題:初期Google広告は順調だったが、講座数の増加に伴い広告アカウントが煩雑化。ROASがじわじわ低下していた。
戦略:講座を「ペルソナ別カテゴリー」に再分類し、カテゴリーごとに広告アカウント構造を作り直す。動画クリエイティブを「3秒フック」で再制作。
結果:Google/Meta合算でROAS 1,080%を達成。月次広告費を1.7倍に増やしても効率が落ちず、年間売上が前年比+2.5億円。

ケース6:採用(介護・看護師、月運用500万円超)

課題:Indeed運用は安定していたが、応募の質が悪く、現場の面接工数が回らない状態。
戦略:Indeed+求人ボックス+Googleしごと+Meta採用広告を組み合わせ、応募前のスクリーニング設問を媒体内で完結させる導線に変更。応募者属性をAIで予測スコアリング。
結果:応募CPAは横ばいだが、面接到達率2.1倍/採用決定率1.8倍に。求人広告費の投資対効果が劇的に改善。

ケース7:施工管理職(建設業界、地方拠点)

課題:地方の施工管理職採用で応募ゼロが2ヶ月続いた。Indeed・求人ボックスへの掲出だけでは反応が出なくなっていた。
戦略:「施工管理=高難度・高給与」の通説を捨て、「未経験OK+資格取得支援+同年代の先輩在籍」を全面に出したペルソナ別バナーと動画を制作。Meta・TikTok採用広告を併用。
結果:応募CPA 7,000円を達成。月20件の応募から採用5名を確保。

ケース8:Amazon広告×衣料品ブランド

課題:Amazon内のSEO(A9検索)順位が下落し、Sponsored Productsの効率が悪化。プロダクト単独では立て直せなかった。
戦略:SP(Sponsored Products)/SB(Sponsored Brands)/SD(Sponsored Display)の3レイヤーを役割分担で再設計し、商品ページ自体のEBC(A+コンテンツ)も全面改修。
結果:Amazon広告 ROAS 500%達成/オーガニック順位も連動して回復し、自然流入売上 +45%。

ケーススタディの読み方:上記8ケースの共通項は、「数字の改善=代理店の腕」ではなく、「ペルソナとジャーニーの設計品質」にあることです。広告代理店のおすすめを比較する際は、「過去の事例KPI」だけでなく、「その裏で何を設計し直したか」を必ず聞いてください。これに具体的に答えられない代理店は、再現性が低い可能性があります。

業種別の運用視点については「商品フィードとショッピング広告の基礎」「店舗集客に効く広告手法」もぜひ参照ください。

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08 まとめ

本記事では、「広告代理店 おすすめ」というキーワードに対して、日本の広告代理店の主要18社を、選び方とランキングの2つの切り口で整理してきました。最後に、本記事の要点を改めて振り返っておきましょう。

記事の要点まとめ

  • 広告代理店は「総合系」「専門系」「ハウスエージェンシー」の3タイプに分類できる
  • 売上高の上位は電通グループ・博報堂DYホールディングス・サイバーエージェントの3社で、ADK・jeki・東急エージェンシーが続く
  • 「総合広告代理店」は大規模ブランディング、「デジタル代理店」は短期成果、「専門特化型」は業界知見に強い
  • 後悔しない選び方の鍵は(1)目的の明確化 (2)得意領域とのマッチング (3)担当者のスキル (4)費用と契約 (5)戦略設計力の5つ
18
紹介した広告代理店
5
後悔しない選び方
1st
最重要は戦略設計力

代理店選びは売上高の比較から始まりがちですが、最終的には「あなたのビジネスに本気で向き合ってくれる一社」に行き着きます。電通や博報堂DYのような巨大代理店であれ、テクロやでもやるんだよのような独立系・専門特化型代理店であれ、本質的な評価軸は変わりません。

本記事と併せて、関連記事「広告代理店の選び方|失敗しない7つの判断基準」「Web広告のROIを最大化する考え方」「LPO(ランディングページ最適化)の基本」「LPのFV/SV設計の基本」も併せて読むと、代理店選びと運用改善の解像度が一気に上がります。

大切なのは、「どの代理店が一番すごいか」ではなく「自分にとって最適な代理店はどこか」を問い続けることです。ランキング上位の代理店が、必ずしも自社にとって最適とは限りません。逆に、知名度の低い専門代理店こそが、自社の課題を最速で解決してくれるパートナーになるケースもあります。

本記事を起点に、自社に合う広告代理店を見つけ、ビジネスの成長につなげてください。

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